2023.5.9 オウンドメディア

オウンドメディアに必要な記事数の算出方法|フラップネクスト式の記事作成・書き方のポイントを解説

オウンドメディアに必要な記事数の算出方法|フラップネクスト式の記事作成・書き方のポイントを解説

「オウンドメディアで成果が出るまでに必要な記事数を知りたい」
「記事数を増やす際の記事作成のコツが知りたい」

オウンドメディアを運用し成果を得られるまでに必要な記事数は、メディアのジャンルや貴社が定める目標により異なります。

そこで、貴社のオウンドメディアに必要な記事数の算出方法を解説します。

さらに、記事数を増やし成果を出すためには質の高い記事を作成することが大切です。

フラップネクスト式の記事制作のコツも合わせて解説しているため、参考にしてください。

この記事のサマリ
  • オウンドメディアに必要な記事数の算出方法
  • オウンドメディアの記事数が多いときのメリットとデメリット
  • オウンドメディアの記事作成のポイント
  • オウンドメディアの記事数を増やす際の書き方のコツ
  • オウンドメディアの記事数を増やす際の注意点
  • 関連したよくある質問
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監修者

株式会社フラップネクスト 代表取締役

山崎 翔太朗

株式会社ウィルゲートに新卒入社。コンテンツマーケティングの商品開発チームリーダーを担当。 その後、株式会社DeNAでメディア責任者を経験。2018年1月に独立しフラップネクストを創業。 得意領域はSEO流入をメインとしたオウンドメディア構築。B2BのSEO施策にも精通。SEO業界歴10年以上。趣味は釣り。 StockSun認定パートナー

経歴

  • 2012年4月-株式会社ウィルゲート
  • 2016年4月-メディア事業の法人新規営業/SEOコンサルタント/オウンドメディア構築パッケージ商品開発
  • 2016年5月-株式会社ディー・エヌ・エー
  • 2018年12月- キュレーションメディアcutaのプロデューサー/編集体制構築・SEO施策の実行・アフィリエイト、タイアップ広告などのマネタイズ施策の実行/大手出版社に常駐し新規ウェブメディアの立ち上げ
  • 2018年1月-株式会社フラップネクスト創業
  • 現在-オウンドメディア立ち上げ支援/SEOコンサルティング/記事制作代行/SEOツールの開発・販売/フィットネス関連メディアの運営

支援実績

大手出版社
HR系SaaS企業
不動産会社
審美歯科
大手出版社
働く主婦向けメディアHR系SaaSのオウンドメディア
マッチングアプリ比較オウンドメディア
不動産投資オウンドメディア
審美歯科のオウンドメディア

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オウンドメディアの運用を成功させるために必要な記事数

オウンドメディアに必要な記事数

オウンドメディアの運用を成功させるためには一定の記事数が必要です。

しかし、必要な数は個々のオウンドメディアによって異なります。

そのため以下3点を確認して、貴社のオウンドメディアに必要な記事数の目安を知りましょう。

オウンドメディアのジャンルによって必要な記事数が異なる

オウンドメディアで成果をあげるための記事数に正解はありません。

少数の記事で目標達成しているオウンドメディアもあれば、多くの記事を投稿して目標を達成しているオウンドメディアも存在します。

必要な記事数の違いはさまざまですが、その一つがオウンドメディアのジャンルです。

情報の新鮮さが重要視されるジャンルでは、安定した来訪者数を確保するために、継続的に新しい記事を公開する必要があります。

一方で、知見を発信するような専門性が重要視されるジャンルでは、記事数が少なくても質の高い情報を提供できれば、一定の来訪者数を維持できることが多いです。

具体的な例をあげると以下の通りです。

`ジャンル
情報の新鮮さが重視されるジャンル ・時事ネタを取り上げるメディア
・グルメ情報を取り上げるメディア
専門性の高いジャンル ・SEOに関する知見を発信するメディア
・美容に関する知見を発信するメディア

ただし専門性の高いジャンルであっても、ユーザーの検索意図とニーズを満たすための情報は時間とともに変化するものです。

そのため、情報の変化に合わせて適宜リライトしていく必要があることを知っておきましょう。

オウンドメディアに定めた目標によって必要な記事数が異なる【目安の算出方法】

必要な記事数の計算方法

貴社が定めている目標によっても必要な記事数が異なります。

具体的には、CVの目標数値から逆算して必要なセッション数を導き出すと、だいたいの必要な記事本数を算出することが可能です。

貴社が「オウンドメディアから月30件のCVを獲得」を目標としている場合を例に、必要な本数を導き出してみましょう。

前提条件
  • 月のCVの目標数値:30
  • CV率:2%
    →オウンドメディアからのCV率の平均は2〜3%のため2%と仮定
必要なセッション数を導き出す計算式
  • CV目標数値 ÷ CV率 = 必要なセッション数当てはめて計算すると以下となる。
  • CV目標数値30 ÷ CV率0.02 = 1,500

まず、1,500のセッション数が必要だとわかります。

次に、セッション数を1,500集めるために、検索ボリュームと検索順位別クリック率を加味して考えていきます。

考え方としては、次の通りです。

キーワードの月間検索ボリューム 1,000
検索順位1位を獲得したときのクリック率 13.94%

上記の条件を満たした場合、1つの記事から月間約130のセッション数が見込めます。

必要なセッション数は1,500以上であるため、検索ボリューム1,000のキーワードで1位を獲得する記事が12記事必要と言えます。

ただし、12記事だけ作成すれば、目標が達成できるわけではありません。

検索ボリューム1,000のキーワードで高順位を獲得するのは難しいものです。

検索ボリュームが比較的少なく、競合サイトの弱い関連したキーワードでまずは順位を獲得していく必要があります。

上記を行うことで、検索ボリュームの多いキーワードの順位も徐々に向上していくでしょう。

あくまで目安となりますが、関連したキーワードの記事を10〜15記事程度作成することは必要でしょう。

上記の目安に当てはめると、最低でも120〜180記事は必要だと考えることができます。

ちなみに、キーワードごとの月間検索ボリュームは、Google広告のキーワードプランナーなどで調べることが可能です。

Google広告のキーワードプランナー

検索順位別の平均クリック率は以下を参考にしてください。

1位 13.94%
2位 7.52%
3位 4.68%
4位 3.91%
5位 2.98%
6位 2.42%
7位 2.06%
8位 1.78%
9位 1.46%
10位 1.32%

出典:https://www.seoclarity.net/mobile-desktop-ctr-study-11302/

記事数が多くても質の悪い記事では成果が出ない

「記事数が多ければ、読者の流入も増える」という印象が持たれがちですが、多くの記事が質の低いものであれば、集客には効果がありません。

Googleの検索結果順位は、ユーザーに有益な情報を提供する記事を優先して上位表示する仕組みになっているためです。

例えば、Googleが定めている以下の「E-E-A-T」を満たしているコンテンツは上位表示されやすくなります。

E-E-A-T
  • Experience:経験
  • Expertise:専門性
  • Authoritativeness:権威性
  • Trust:信頼性

このように、Googleはユーザーファーストの考えのもと、上位表示する記事を選択しているのです。

つまり、ユーザーのニーズを満たさない低品質な記事は、上位表示されません。

量だけを重視し質を犠牲にすると、オウンドメディアの集客効果が得られないため注意が必要です。

オウンドメディアの記事数が多いときのメリットとデメリット

オウンドメディアの記事数を増やすメリット・デメリット

オウンドメディアの記事数を増やす際のメリット・デメリットを解説します。

上記について詳しく解説するので確認してください。

オウンドメディアの記事数が多いメリット|Googleの評価が高くなる

オウンドメディアの記事数が多いと、メディア自体のGoogleからの評価が高くなります。

特定のジャンルやテーマの記事を複数投稿することにより、メディア内にそのジャンルに関する情報量が増加します。

そして各記事が順位を獲得しはじめると、Googleから「このジャンルに関して専門性の高いサイト」だと判断してもらえます。

オウンドメディア自体の評価が上がり、メディアに投稿した記事や、これから投稿する記事の順位向上につながります。

ただし、複数のジャンルの記事を投稿していると、何に専門性のあるサイトなのかをユーザーやGoogleが判断できません。

その場合、いくら質の高い記事を計画的に増やしても評価の向上にはつながらないため、注意しましょう。

オウンドメディアの記事数が多いメリット|流入経路が増える

記事数を増やすことにより、その分流入経路が増え、多くのユーザーの集客につながります。

記事数が多ければさまざまなテーマやキーワードに対応でき、それぞれの問題を持つユーザーにアプローチできるためです。

例えば、美容クリームを商材として考えてみましょう。

「乾燥肌 解決方法」というキーワードだけでなく、「シワ 改善方法」というキーワードでも記事を作成することにより、乾燥肌に悩むユーザーとシワに悩むユーザーどちらにもアプローチできます。

上記のようにターゲットとして考えられるユーザーのニーズを満たす記事が増えれば増えるほど、ユーザーの流入が増える点はメリットです。

オウンドメディアの記事数が多いメリット|内部リンクで結び合うことができる

オウンドメディアの記事数を増やせば、内部リンクで結び合うことができる点もメリットです。

内部リンクを結び合うことにより、オウンドメディアに以下のような良い効果をもたらします。

内部リンクを結び合うメリット
  • クローラビリティが良くなる
  • ユーザーの回遊率とサイト滞在時間の向上につながる
  • リンクを設置した記事とリンク先の記事の評価が上がる

関連性の高い記事に内部リンクを設置しあうことにより、検索エンジンのロボットがクロールしやすい構造となります。

それにより、インデックスされやすいオウンドメディアとなるでしょう。

さらに、関連した記事へ内部リンクを設定することで、ユーザーが関連記事を読んでくれる可能性も高まります。

ユーザーの回遊率とサイト滞在時間の向上につながるでしょう。

回遊率や滞在時間が向上すればユーザーの満足度が高いとみなされ、Googleからの評価も向上します。

また、リンク元とリンク先の記事、どちらの記事もGoogleからの評価が向上します。

結果としてオウンドメディア全体の検索順位の向上につながるため、大きなメリットと言えます。

オウンドメディアの記事数が多いメリット|ファンの育成ができる

品質の高い記事をたくさん増やすことにより、ファンの育成につながります。

質の高い情報を提供し、ユーザーからの信頼性を獲得することにより、自社のオウンドメディアや商材のファンとなる可能性が上がるためです。

具体的には、ユーザーに対して以下のような効果が期待できます。

ユーザーに対して期待できる効果
  • 多くの品質の高い記事を提供することで、ユーザーに対して「このオウンドメディアは価値のある情報を届けてくれる」という印象を与えることができる
  • 定期的に新しい記事を公開することで、読者の興味や関心を維持しやすくなりオウンドメディアへのリピート訪問が増え、企業とユーザーとの関係を強化できる
  • 多様な記事を通じて読者のニーズに幅広く応えることが可能となり、企業の信頼性や評価も向上する
  • 「信頼性の高い情報を提供してくれる企業ならば安心して商品を購入できる」という気持ちが生まれ商材の購入につながる

上記の要素が相互に作用し、結果的にエンゲージメントの向上や売上増加につながることでしょう。

オウンドメディアの記事数が多いデメリット|効果測定とリライトの難易度が上がる

オウンドメディアの記事数を増やすデメリットは、効果測定とリライトの工数が増える点です。

当たり前ですが記事を増やせば増やすだけリライトが必要となる記事数が増えるため、それに伴う作業負担が増加します。

また、注力している記事が増えると、リライトすべき記事の優先順位付けも必要となります。

どの記事から優先して、どのような方向性でリライトすべきかを考える必要があるため、SEOレポートによる効果測定にかかる時間も増えることでしょう。

したがって、記事数を増やす場合には、効率的な作業方法や時間管理が非常に重要です。

記事数が多いオウンドメディアを運営する際には、メリットとデメリットを十分に理解し、適切なバランスを保ちながら効率的な運営方法をよく検討しましょう。

オウンドメディアの記事作成のポイント【フラップネクスト式|質の高い記事を増やす戦略】

オウンドメディアの記事製作のポイント

質の高い記事を増やし、オウンドメディアの運用を成功させるためには、以下の記事作成のポイントを理解しておくことが重要です。

上記のポイントを理解しておくことで質の高い記事の作成や、定期的な記事の投稿が可能になります。

それぞれ詳しく解説していきましょう。

目的から逆算してキーワードを選定する

オウンドメディアを構築する際に決めた運用目的にあったキーワードを選定することは非常に重要です。

目的に沿ったキーワードを最初に選定しないと、どんどん運用の目的が変わってしまう可能性があります。

例えば、成約につなげるための集客を目的としているのにも関わらず、「ついでに採用も行おう」と採用に関するキーワードも含めてしまうと、何に専門性のあるメディアなのかがわからなくなってしまいます。

訪れたユーザーの混乱を招き、離脱につながるだけでなく、Googleからも専門性の高いサイトとして評価されなくなるでしょう。

このような事態に陥らないためにも、あらかじめオウンドメディアの目的を明確にし、目的から逆算してキーワードを選定しましょう。

またその際、ターゲットとなるユーザーのペルソナに基づきカスタマージャーニーを作成します。

カスタマージャーニーマップ

カスタマージャーニーを作成することで、顕在顧客や潜在顧客が抱えるニーズが明確になります。

それを解決するためにどのようなキーワードを選定するべきなのかを可視化できます。

さらに、どのキーワードが目的達成に結びつきやすいのかも明らかになるため、キーワードの優先順位付けも実施可能です。

無駄に記事を増やすことなく最短で成果につなげることができるでしょう。

ここで解説したポイントは、フラップネクスト代表の山崎が次の動画でも解説しています。

ユーザーの課題を解決する質の高い記事を書く

オウンドメディアを効果的に運営するためには、高品質で独自性のあるコンテンツの制作が必要です。

ユーザーは様々な問題や悩みを解決する目的で検索を行い、オウンドメディアにたどり着きます。

その際、検索意図に見合った内容の記事でないと、ユーザーは不満を持ち離脱してしまう可能性が高いです。

短時間での離脱が続くとGoogleからの評価も低下し、検索順位が下がるリスクも生まれます。

こういった状況を回避するためには、訪問者の検索意図を理解し、それに対応する質の高いコンテンツを提供することが大切です。

また、専門性の高い独自情報を含めることで、他のウェブサイトと差別化され、ユーザー満足度とGoogleからの評価がさらに向上します。

質の高い記事を作成するためには、以下の体制構築を推奨します。

主な役割
全体監修者 コンテンツ・記事のカテゴリーごとに必要な専門知識を効率的に得られるよう制作者を指示・先導する
専門家 カテゴリーに関する専門知識を提供する
ライター監修者 構成作成時点と記事完成時点の2つのタイミングで、ディレクターとして構成・記事をチェックする

特定のジャンルに詳しい専門家を儲けることにより、さらに専門性の高い記事を制作できます。

また全体監修者が、専門家の知見が必要となる部分をライター監修者などに指示することにより、Googleから評価されやすい記事の構成を保ちながら、さらに記事に専門性の高い情報を含めることができます。

上記の体制を整えることにより、効率的に質の高い記事を作成できるでしょう。

ここで解説したポイントも以下の動画にて解説しています。

継続して記事を投稿できる体制を構築する

オウンドメディアからの成果を得られるまでには、半年から1年以上かかります。

そのため、持続可能な運用体制を整えることが不可欠です。

仮に運用チームの体制を整えずにオウンドメディアの運用を開始した場合、既存業務との両立が難しくなることも。

途中でプロジェクトが頓挫してしまう可能性もあります。

そのような事態に陥らないためにも、以下の人材を確保しておき、運用体制を整えましょう。

オウンドメディア運用で必要な人材
  • オウンドメディアを構築できるエンジニア
  • 全体の戦略設計や効果測定、施策立案実行ができるマーケター
  • 記事作成時に専門的な知見を貢献する専門家
  • 記事の質を担保できるディレクター
  • 記事を作成するライター

運用チームの体制を整えておくことで、長期的な視点でオウンドメディアの運用を続けることが可能です。

記事作成を外注する

社内リソースの確保や、専門的な知見を持つ人材の確保が困難なときには、記事作成を外注することにより、効率的に質の高い記事を増やせます。

外注することで以下のメリットを期待できるためです。

外注するメリット
  • 目的から逆算して作成すべきキーワードを提案してくれる
    →無駄な記事を増やしてしまうリスクの軽減
    →最低限必要な記事数で目的達成が叶う
  • 品質の高い記事を量産できる
    →SEOの専門家が監修しスキルの高いライターが記事制作を行うため
  • 必要な期間までに必要な記事数をメディアに投下できる
    →貴社の希望に合わせ記事制作を行うため

このように、外注することで質の高い記事を効率的に作成できるため、オウンドメディアの成果を短期間で得ることができるでしょう。

ただし、外注する会社によって対応できる範囲は以下のようにさまざまです。

外注する会社によって対応できる範囲
  • 記事制作だけに対応し、戦略設計(キーワード選定)は行わない
  • キーワード選定に対応しているが、目的から逆算ではなく検索結果で上位表示されやすいキーワードを重視して選定しているなど

「自社の目的から逆算して最短で成果を得られるキーワードを提案してほしい」
「一部の業務のみ専門家へ依頼したい」
「ゆくゆくは自社で質の高い記事を作成できるよう内製化支援もしてほしい」

その場合は、フラップネクストにご相談ください。フラップネクストは貴社の目的や要望に合わせオーダーメイドで支援を実行しています。

貴社のご予算やご要望に合わせ支援いたしますのでお気軽にご相談ください。

無料で自社の課題を相談する

オウンドメディアの記事数を増やす際の書き方ポイント

記事数を増やすポイント

オウンドメディアの記事数を増やす際は以下のポイントを押さえておくことが重要です。

上記のポイントについて詳しく解説します。

ちなみに記事の書き方のテクニックについて解説した記事も合わせてご覧いただくことをおすすめします。

より品質の高い記事を作成することが可能です。

キーワードからわかるユーザーのニーズを調査する

まずはキーワードからわかるユーザーのニーズ(ユーザーの検索意図)を調査する必要があります。

ユーザーのニーズを満たす記事にすることで、品質の高い記事とみなされ、Googleから評価されるためです。

キーワードからわかるユーザーのニーズを調査する方法は、キーワードで実際に検索してみることです。

具体的には以下の手順を踏みます。

キーワードからユーザーのニーズを調査する方法
  1. キーワードで検索する
  2. 上位10記事に全て目を通し、ユーザーの顕在的なニーズを書き出す
  3. 顕在的なニーズが満たされることで生まれるであろう潜在的なニーズも書き出す
    →例:「乾燥肌を解決する方法が知りたい」を解決すると「私に合ったおすすめのクリームが知りたい」といったニーズが生まれる

上記を行うことにより、キーワードを検索しているユーザーが持つ全てのニーズを理解することができます。

それらのニーズを満たすための情報を記事に入れ込むことで、ユーザーファーストな高品質な記事を作成できます。

上位記事の内容を網羅する

上位表示を狙える記事を作成するためには、上位記事に含まれている内容を網羅する必要があります。

なぜなら、上位表示されている記事は、ユーザーのニーズを満たす必要な情報が含まれている記事のためです。

ここと同じ情報を網羅しないことには、ユーザーのニーズを満たせないだけでなく、まず上位記事と戦うことができません。

さらに注意したい点は、上位記事に含まれている内容を漏れなくダブりなく網羅することです。

記事内に似たような内容を含めてしまうと、ユーザーは冗長に感じ、離脱につながります。

それだけでなく、重複コンテンツとみなされ、Googleからの評価が下落することにもつながります。

上位10記事に含まれる内容を漏れなくダブりなく網羅しましょう。

上位記事にはない独自性の高い内容を含める

上位記事の内容を網羅するだけでは、同じような中身の記事となってしまいます。

順位獲得が難しいだけでなく、「すでに他の記事を読んで知っている内容ばかり」と判断されてユーザーの離脱につながります。

そのため、競合記事には含まれていない独自性の高い内容を含めましょう。

実際、Googleの評価基準でも「独自性」が重要視されています。

独自性の高い情報を含める際のコツは次の通りです。

独自性の高い情報を含める際のコツ
  • 自社ならではの成功事例を含めた記事とする
  • 自社ならではの独自の戦略などを提供した記事とする
  • より専門的な知識を含めた方が良い箇所は専門家にヒアリングしその情報を含める
  • 独自のアンケート調査を行いその結果を記事に含めるなど

ただし、独自性のある内容でも記事に関連していない内容の挿入は避けましょう。

オウンドメディアの記事数を増やす際の注意点

オウンドメディアの記事数を増やす際は以下の注意点を理解しておくことが重要です。

上記の注意点を把握しておくことで効果的にオウンドメディアを運用できるので理解しておくようにしましょう。

重複する記事を作成しない

重複する記事を作成してはいけない理由は、以下の3つにあります。

それぞれについて詳しく解説していきましょう。

被リンクの評価が散逸する

被リンクとは、外部サイトに自社のオウンドメディアのリンクが設置されることです。

「この記事の情報を参考にして作成しました」「このサイトのこの記事が参考になります」などとしてリンクを設置してもらいます。

獲得している被リンク数が多ければ多いほど、Googleから高品質な記事だとみなされ検索順位の向上につながります。

しかし、重複した内容の記事を作成している際、本来ならば1つの記事に集約されたはずの被リンクが分散してしまうことになります。

1つの記事に獲得できる被リンクを集約させるためにも重複記事の作成は避けるべきです。

検索結果画面に表示されなくなる

重複した記事があると、1つのキーワードに対してオウンドメディア内の複数の記事が競合しあう状態となります。

この状態をキーワードカニバリゼーションといい、Googleからの評価がそれぞれの記事に分散してしまいます。

具体的には、次のような問題が発生します。

キーワードカニバリゼーションの問題点
  1. 検索結果10位以内を獲得していた記事がある
  2. その記事と重複した内容の記事を新たに作成し投稿した
  3. Googleからの評価が分散してしまい突如として記事の順位が圏外へ下落

上記の問題に直面しないためにも重複した記事の作成は避けましょう。

ペナルティの対象になる

「無断でコピーされたコンテンツ」は重複コンテンツと見なされペナルティの対象であると、Googleが発表しています。

具体的には、ペナルティ対象となるのは以下のような場合です。
これらの基準を満たす記事がないか確認しましょう。

ペナルティ対象の基準
  • 他のサイトのコンテンツをコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えずに転載しているサイト
  • 他のサイトのコンテンツをコピーし、(語句を類義語に置き換えたり自動化された手法を使用したりして)僅かな修正を加えた上で転載しているサイト
  • 独自の体系付けやユーザーへの利便性を提供せず、他のサイトからのコンテンツフィードをそのまま掲載しているサイト
  • ユーザーに実質的な付加価値を提供せず、他のサイトの動画、画像、その他のメディアなどのコンテンツを単に埋め込んだだけのサイト

参考:https://developers.google.com/search/docs/essentials/spam-policies?hl=ja#scraped-content

なお、過度でない限りペナルティになる可能性は低いです。

とはいえ、万が一を考えてペナルティの対象にならないようにコンテンツを制作するようにしましょう。

サイトのコンセプトから外れた記事を作成しない

オウンドメディアのコンセプトから外れた記事の作成は避けましょう。

なぜなら、次のような問題が生じるためです。

コンセプトから外れた記事の問題点
  • 一貫性が失われブランドイメージが損なわれる
  • 何に専門性のあるメディアなのかがわからない

コンセプトに沿わない記事が増加すると、オウンドメディアの一貫性が失われ、ブランドイメージが損なわれる可能性があります。

オウンドメディア全体で統一されたメッセージが伝わらなくなり、自社の強みがユーザーに届かなくなるでしょう。

例えば、高校受験の対策を行う進学塾が、私立中学の受験勉強方法や、大学の選び方などの記事を作成すると、ユーザーに対して高校受験対策に特化した塾であるという優位性を伝えることができません。

さらに、中学受験を控える子を持つ親や、大学受験を控える高校生といった、自社サービスのターゲットとかけ離れたユーザーが集まってしまいます。

さまざまな記事の混在により、ユーザーやGoogleから評価されることも難しいでしょう。

オウンドメディアの成功の鍵は、コンセプトに沿った一貫性のあるメッセージを継続的に発信することです。

ブランドイメージの向上や目的の達成につながるため、土台として設計した戦略を外れることのない記事を作成しましょう。

オウンドメディアの記事数と関連したよくある質問

オウンドメディアの記事数に関するよくある質問

オウンドメディアの記事数と関連したよくある質問についてご紹介します。

それぞれについて回答するので参考にしてみてください。

オウンドメディアの閲覧数は?

オウンドメディアの閲覧数とはPV数のことです。

PV数は、集客効果を確認する際の指標のひとつとなるため、非常に重要になります。

なお、貴社のオウンドメディアに必要な閲覧数(PV数)の目安は、目標としているCV数から割り出すことが可能です。

当記事のオウンドメディアに必要な記事数の算出方法にて解説しているので確認してみてください。

オウンドメディアの強みは何ですか?

オウンドメディアの強みは以下のとおりです。

オウンドメディアの強み
  • ターゲットとして設定したユーザーが興味を持ちそうな情報、役に立つ情報を発信できるため温度感の高い見込み客を獲得できる
  • オウンドメディアでは一度発信した情報が掲載され続けられるため記事が資産となる
  • 記事が増えていけばアクセスするユーザーも増えるので、費用対効果は上がっていく広告費を削減できる
  • GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどのツールを利用することで効果測定しやすい

上記のような強みがあるため、オウンドメディア運用を検討している企業が増えています。

ポイントを理解してオウンドメディアの記事数を増やしていこう

ポイント理解してオウンドメディアの記事数を増やそう

オウンドメディアの記事数は、個々のサイトによって異なります。

とはいえ、記事数が多いと以下のメリットがあるため、記事数を増やすことが成功への近道です。

記事数が多いことのメリット
  • Googleの評価が高くなる
  • 流入経路が増える
  • 内部リンクで結び合うことができる
  • ファンの育成ができる

ただし、闇雲に記事数を増やしても効果がないため、以下のポイントを押さえておきましょう。

記事数を増やすポイント
  • 目的から逆算してキーワードを選定する
  • ユーザーの課題を解決する質の高い記事を書く
  • 継続して記事を投稿できる体制を構築する
  • 記事作成を外注する

この記事で解説している内容を参考に運用し、目的達成を図る際の参考にしてみてください。

弊社フラップネクストでは、オウンドメディアの戦略設計から構築、運用にいたるまで幅広いサポートをおこなっています。

Webマーケティングに関する知識と豊富なスキルを有したスタッフが、貴社にとって最適なオウンドメディア運用の方法をご提案いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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    • 2016年4月-メディア事業の法人新規営業/SEOコンサルタント/オウンドメディア構築パッケージ商品開発
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