SEO分析とは?競合サイトに勝つための分析のポイントやおすすめツールを解説
「SEOで上位を取るためには、どのような分析をすればいいのかな?」
「競合がどんなSEO施策をしているか分析して対策を立てたい」
サイトのSEO分析は、検索上位を取るために必ず行わなければなりません。
しかし、一体何を分析すればいいのか、分析した結果をどのようにサイト運営に生かしていけばいいのかわからない方も多いでしょう。
SEOで分析しなければいけない項目は多岐にわたり、必要に応じてツールを使い分けたりもします。
闇雲に分析しても成果にはつながらないため、分析前に目的やゴールを明確にしておくことも重要です。
そこで本記事では、サイトのSEO分析について初心者にもわかりやすく解説しています。
また、SEO分析でやるべきことや、必要なツールを種類別に紹介するなど、ほかの記事にはない貴重な情報があります。
自社サイトのSEO分析をどのように行うか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
SEO分析をするための2つのポイント
SEOで自社サイトや他サイトを分析する前に、何を分析したいのか明確にする必要があります。
SEOで実際に分析作業を行う前に、2つのポイントをまとめておきましょう。
ターゲットユーザーを明確にする
分析をはじめる前にまず、自社サイトがどのようなユーザーの獲得を目的としているか、明確にしておく必要があります。
マーケティングでは、ペルソナ分析ともいいます。
- 年齢
- 性別
- 年収
- 社会的な地位
- 家族構成
- 商品やサービスへの興味の強さ
- 自社ブランドの認知度合い
どの層に向けて発信するのかで、サイトの方向性や競合サイトが変わってきます。
また、提供している商品やサービスに興味のほとんど無いユーザー層と、すでに購入を検討しているユーザー層では、検索の動向も変わってきます。
ターゲットユーザーに向けて適切に発信できているかは、SEOでもっとも重要なことです。
ここが間違っていると、目的を達成できません。
サイトに呼び込みたいユーザーが、どのような悩みを抱えていて、どのようなキーワードで検索するのかを把握しておくことは、分析のための欠かせない準備です。
サイトの目的にあったユーザー層が、きちんと検索結果やSNSから流入しているか確認するためにも、ターゲットユーザーの確認を再度行いましょう。
競合サイトの順位や行っているSEO施策を知る
SEOで検索上位を取ることは、厳しい競争です。
現在上位を取っているサイトを押しのけなければ、自分のサイトが上位表示されることはありません。
そのためには、競合サイトがどのようなSEO施策を行い、どんなユーザーを獲得しているのか、どんな検索キーワードで上位表示されているかを調査・研究します。
- サイト全体の記事数
- カテゴリ数やサイト構造
- 検索上位を取っている記事数の割合
- 上位記事の検索キーワード
- 被リンク数
- ドメインパワー
被リンクはどれくらいあるのか、記事数やサイト構造がどうなっているかといった、サイト全体の調査も必要です。
そして自社サイトが、競合サイトよりも優れたサイトになるように、コンテンツを強化したり、サイトをブラッシュアップしていきましょう。
競合調査では強すぎる競合サイトがいるような激戦キーワードを避けていくことも、効率的な戦略です。
絶対に上位を取ることができないキーワードで、無駄な労力を使わずに済みます。
上位表示の見込みがある、勝てそうなキーワードに集中することで、そこから効率よく読者を獲得でき、サイト評価のアップが図れます。
SEO分析でやるべきこと
SEO分析は、ただ分析しただけでは何も変わりません。
ここでは分析位する項目と、分析した結果からどのような対策を行うのかを解説します。
狙うべきキーワードを調査・選定する
SEOではキーワードが最も重要です。
ここを間違えてしまうと、せっかく記事をアップしても成果に繋がりません。
キーワード調査は、おもにサイト設計のときや、リライトでコンテンツのテコ入れを行うときにやります。
検索キーワードは大きく分けて3種類あり、狙い方も異なります。
キーワード種類 | 単語数 | 月間検索ボリューム | 特徴 |
---|---|---|---|
ビッグキーワード | 1単語 | 1万以上 | ・大規模サイトなど強豪が多い ・興味の薄いユーザーにもアプローチできる ・流入数が多くなる |
ミドルキーワード | 2~3単語 | 1,000〜10,000以下 | ・流入数も成約も中間 ・上位表示で爆発的に伸びやすいお宝ワードが多い |
ロングテールキーワード | 3~4単語 | 1,000以下 | ・流入数は少なくても成約しやすい ・小規模サイトが多く上位表示も容易 |
ビッグキーワードは、おもに1単語からなり、月間の検索数も1万を超えるものが主流で、強豪サイトがひしめいています。
いきなりこのキーワードで上位を狙うのは無謀ですから、コンテンツが充実して、サイトの評価が上がってきたら狙っていきましょう。
最初はミドルキーワードやロングテールキーワードで上位表示を狙うのが定石です。
キーワードの調査選定ステップは以下のようになります。
- ペルソナが最も検索しそうな軸となるキーワード(ビッグキーワード)をリストアップ
- そのキーワードから派生するミドルキーワードやロングテールキーワードをリスト化
- 自社のペルソナにとって重要度が高そうなキーワードを選定する
- リスト化したキーワードを検索意図ごとに整理していく
- 競合がユーザーを獲得しているキーワードをチェックし、自社も狙うのか避けるのか検討する
- キーワードに優先順位を付けて、コンテンツ作成やリライトを行う
キーワードの選定ができ、作成又はリライトすべき記事が決まったら、コンテンツの作成に移ります。
クリック数や検索順位をチェックする
SEOでは、自社サイトの検索順位やアクセス数は重要な指標であり、常にチェックしていく必要があります。
検索順位が高ければ高いほど、検索結果のサイトページがクリックされる率が上がり、アクセス数が伸びていきます。
1位 26.21%
2位 10.53%
3位 6.81%
4位 5.00%
5位 4.14%
6位 3.20%
7位 1.94%
8位 1.40%
9位 1.62%
10位 1.34%
検索順位やクリック率、アクセス数は、専用のツールを使って調べます。
検索順位を調べるには、無料ツールと有料ツールがあり、どれを使っても構いません。
無料ツールは、調べられる検索エンジンが1つだったり、過去の順位変動が見られなかったりと、ツールによって調査項目に差があります。
調べるページ数や対策キーワードが少ないなら、無料ソフトでも十分です。
有料ツールは、複数の検索エンジンでの順位や、サイト内にある複数のページや複数のキーワードでの順位を一度に調べられます。
過去の順位変動や、競合サイトの順位も同時に調べられるので、業務の効率化も可能です。
検索順位やアクセス数を毎日追っていくことで、SEO施策の効果やサイトページの価値がわかります。
また、順位の急落など、サイトに起こった異変にもすぐに気づき、対策が取れます。
メディアの担当者は、1日の決まった時間に順位をチェックする習慣をつけましょう。
順位の低いコンテンツのリライトをする
検索順位チェックで順位の低いコンテンツコンテンツが見つかったら、リライトを行い順位を上げる対策をしていきましょう。
ウェブページはアップしたら終わりではなく、順位の変動やアクセス数などの分析データをもとに改善していくことが不可欠です。
ただし、リライトには優先順位があり、どのページでも対象になるわけではありません。
- 表示回数が多いのにクリック率が低い
- あと少しで検索3位以内に食い込めそう
- 10~20位以内の微妙な順位の記事
- 記事が古くなってきて順位が下降した
- Googleの検索アルゴリズムで順位が急落した
表示回数が多いのに、クリック数が低い記事はとくに優先したい記事です。
表示されているということは検索エンジンに評価されていて、ユーザーがよく検索しているにも関わらず、ほかのサイトにユーザーを取られている状況です。
タイトルやディスクリプションを改善して、クリック数をあげていきましょう。
リライトの際には、同じキーワードの検索上位の記事のコンテンツ内容を調査して、自社のウェブページに情報の過不足がないかなど調査します。
時間が立ち、引用データが古くなっていたら最新のデータに更新することも効果的なリライトです。
順位チェックで微妙な位置にいる記事を、リライトして上位記事に育てましょう。
SEOで分析をもとにSEO施策するメリット
分析をもとにSEO施策することは、担当者の主観や感覚が排除され、成果を出しやすくします。
自社の強みがわかりコンテンツの価値が上がる
競合分析を行い、自社サイトのコンテンツやサービスと比較する中で、競合にはない強みを改めて発見、再確認する機会ができます。
その強みをもとに競合にはない価値のあるコンテンツを作ることが可能です。
分析結果を元に作ったコンテンツは、必然的に価値が高くなり、集客の要になります。
- 集客効果が高い
- 集客期間が長く安定する
- 検索アルゴリズムの変動に強い
- コストパフォーマンスが高い
- コンテンツやサイトドメインが資産になる
競合分析をしっかりと行い、自社サイトに高品質の記事を増やすことでSEO効果が高まり、集客を持続化できます。
小手先のSEOテクニックを使った場合、一時的に順位を上げることができても、すぐに競合に抜かれてしまいます。
また、良質なコンテンツは蓄積されるほどに集客力があがり、サイトの価値が上がっていくものです。
サイト運営が長くなり、コンテンツの量が増えれば、過去にアップした記事の価値も高まります。
競合に負けてなかなか上位が取れなかった記事でも、サイトの力がついたときに適切にリライトをすることで、上位獲得も夢ではありません。
チャンスを逃さないためにもサイトの分析を怠らないようにしましょう。
契約につながるユーザーが増える
SEOで上位を取るコンテンツが増えていくと、今まで接点のなかったユーザーを顧客に変えることができます。
マーケティングでは、ニーズを自覚していないユーザーのことを潜在顧客といいます。
ミドルキーワードやビッグキーワードで上位がとれるようになると、この潜在顧客が増えていき、幅広い顧客層の獲得が可能です。
ロングテールキーワードで見込み顧客を呼び込み、ビッグキーワードで潜在顧客を呼び込むことで、ビジネスに良い循環が生まれます。
- 潜在顧客を獲得できる記事
- ノウハウなどの解説記事
- 業界の最新情報を伝えるトレンド記事
- 役に立つ業界の豆知識
このような記事は、サービスの紹介記事に比べて顧客の購買意欲は低いものの、サービスが認知され、必要性が理解されれば契約に繋がります。
競合がどのようなユーザーを獲得しているか分析し、自社サイトにどのようなユーザーを呼び込めばいいか理解していれば、顧客層を自由に設定できます。
サイトのページ構成を工夫し、ニーズの低いユーザーを顧客へ育てていくことをナーチャリングといいます。
SEOコンテンツを用いたサイトでの集客は、ナーチャリングを行いやすいことが特徴です。
解説記事やトレンド記事からサービス向けの記事へユーザーを流していくことで、成約率の高いサイトにできます。
高いブランドイメージが作れる
企業サイトにとって最も大切な要素の1つが、ブランドの認知度を高めることです。
分析をもとに質の高いコンテンツを作って充実させたサイトは、企業の信頼度を高め、ブランドイメージをアップさせます。
- 読者の知りたいことが過不足なく書かれている
- わかりやすく読みやすい
- 関連記事で派生した悩みも解決している
- 再検索されない
同じ検索キーワードで表示された記事が競合よりわかりやすく親切だったら、それだけで訪れたユーザーの好感度は上がります。
知りたいことを理解できた、悩みが解決した、といったプラスの感情とサイトのページが関連付けられれば、企業に対しても好印象です。
また、検索で競合分析をしっかりとおこない、ライバルを抑えて上位にいることは、それだけでブランドイメージが高くなります。
例えば同じ価格の商品があったとします。
検索結果で1位に表示されている企業の商品と、検索結果5位の企業の商品だったら、消費者はどちらを信頼するでしょうか?
当然上位に表示されている企業の商品の方を、信頼できる商品として選びますよね。
検索結果で競合を抑えて上位にいるということは、それだけで良いブランドであるというイメージをユーザーに与えます。
競合と差別化できて独自性が出る
同じキーワードでの表示を狙っているサイトがどのようなコンテンツを作っているか知っていれば、別の視点からもコンテンツを追加することも可能です。
その結果、競合と差別化できたウェブページが作成できます。
競合分析をしっかりしていれば、意図せず同じようなコンテンツを作ってしまい、コピーの疑いをかけられることも避けられます。
- 他社のサイトを読んで中身をきちんと把握
- 上位サイトの成功理由を考える
- 位サイトのサイトデザインを研究
- 競合サイトの弱みや苦手を探す
とくに競合分析で力を入れたいところは、上位サイトの弱みや苦手を見つけ出し、そのキーワードで上位を狙っていくことです。
すでにインターネット上には、サイトが星の数ほどあります。
後発のウェブサイトが上位を取るためには既存サイトの弱いところに入っていき、勝ちを積み重ねていくしかありません。
競合サイトの調査をすると、キーワードやコンテンツの内容からユーザーニーズが見えてきます。
競合サイトとのユーザーニーズの共通事項と非共通事項をそれぞれリスト化することで、差別化のポイントが見えてきます。
差別化ポイントが決まったら、そこに集中してアプローチしていきましょう。
目的にあわせたツールを使うことで正確に分析できる
競合の分析や順位チェックは、ツールを使わなくても行えます。
検索順位は実際に検索すれば分かりますし、自社サイトの分析であれば、Googleサーチコンソールで最低限の分析が可能です。
初心者のうちは、無理に高いツールを使うことをせず、コツコツ手作業で分析することも悪くありません。
しかし、「どうしても狙っているキーワードでの順位を上げたい」「競合のSEO施策を超えていきたい」と考えたときには、専用のツールを使う必要があります。
目的にあわせたツールを使うことで、高度なSEO分析ができ、きめ細やかな施策を打つことが可能です。
SEOで勝つためによく使われているツールの種類は以下のようなものがあります。
- サイトの順位を分析
- アクセス数や読者属性を分析
- 競合のSEO施策を分析
- 競合の被リンクやドメインの強さを分析
- キーワードや検索ボリュームを分析
1つのツールで1種類の分析しか対応していないものもあれば、複数の項目を分析できるものもあります。
すべての分析を1つのツールでできるオールマイティなものもあり、業務の効率化に最適です。
機能が高度なものほど、ツールの利用料金も高くなり、分析結果を読み取って対策をする技術力も求められます。
ツールの使い方とともに、データの利用の仕方も勉強しましょう。
最初は有料ツールの無料部分だけを使い、分析に慣れてきたら有料で提供されている高度な機能を使うこともおすすめです。
順位や読者属性を分析するツール
サイトの順位や、アクセスしてきた読者がどこから流入してきたかなどを、分析できるツールです。
自社サイトの内部対策に役立つツールです。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、Googleから提供されているウェブサイトのパフォーマンスが分析できるツールで、無料で使えます。
- Googleでの検索順位
- 表示回数(IMP)
- クリック数
- クリック率(CTR)
- 検索クエリ
サイト全体と、ページごとのパフォーマンスが、それぞれチェックできます。
サイト開設時にアカウントを作っておけば、サイト開設時からの順位の推移も折れ線グラフでビジュアル的に把握できます。
サイトを開設するときには、必ずアカウントを取り、サイトを登録しておきましょう。
サーチコンソールは流入が多い検索クエリも分かるので、読者が何を求めて自社サイトに来ているのか把握できます。
そのため、コンテンツSEOにも使えます。
難点は1ページずつしかパフォーマンスが見られないため、サイト内のウェブページが多くなると、全部を把握しにくくなってしまうこと。
サイトが増えてきたら、有料の高機能ツールを併用すると効率よく分析できるでしょう。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、自社サイトのアクセス状況を分析できるツールです。
登録したWebサイトのユーザーの行動を分析するのに役立ち、さまざまな指標からニーズを分析できます。
- ユーザーの流入経路の把握
- ユーザーの年齢や性別
- サイト内の広告やお問い合わせの把握
- 訪問したページ
- 人気のコンテンツ
高性能なのに無料で使えることがメリットで、サーチコンソールとあわせて使うと、より具体的にサイトの成果を分析できます。
とくに活用したいのが、コンバージョンです。
サイト内にある広告のクリックやお問い合わせ完了を目標として登録しておくことで、自動的に集計して成果を確認できます。
この他にも多くの指標があり、詳細なデータが得られる反面、データをどう活用するかを考えなければなりません。
初めは管理したい重要な数値を2〜3個リストアップし、必要な指標に的を絞って分析して操作やデータの傾向に慣れることが大切です。
慣れてきたらさまざまな指標を使ってサイトの成果をあげていきましょう。
GRC
GRCはSEOツールラボが提供している順位変動の把握に特化したツールです。
検索キーワードとURLを登録しておけば、ボタン1発で自動的に順位を集計してくれます。
ツール起動時に順位チェックを開始する機能にチェックを入れておけば、1日1回ツールを起動するだけで順位集計が可能です。
Google、Yahoo、Bingの検索エンジンの検索結果に対応しています。
集計された順位は、表と折れ線グラフで表示され、見た目にもわかりやすくなっています。
サイト内のWebページの順位把握をまとめて行いたいときに活躍します。
また、自社サイトだけでなく競合サイトの順位も把握できます。
ライバルの順位の変動も把握して、SEO施策を効率よく進めましょう。
競合分析におすすめのツール
競合サイトのSEO対策の状況を把握することも、検索順位をあげるためには欠かせない分析です。
ここで紹介するのはライバルサイトの分析をするのに適しているツールです。
SimilarWeb
SimilarWebは、競合分析に定評のある無料でも使えるサイト解析ツールです。
使い方は簡単でURLをコピペしてボタンを押すだけ。
自社のサイトと競合サイトのアクセス状況を比較して、SEOの充実度を相対的に把握できます。
- 直近1ヶ月のアクセス数
- 平均滞在時間
- 平均ページビュー
- 直帰率
- トラフィックソース(アクセス元)
自社サイトのものは、Googleサーチコンソールやアナリティクスで分析できますが、他社サイトを無料で分析できるのはうれしいですね。
競合がどこからユーザを獲得しているか分かれば、同じキーワードでどのように自社サイトへの流入を増やすか検討できます。
他サイトがどのようなキーワードで上位を取っているかわかれば、自社の足りないキーワードを見つけられます。
また、上位記事のアクセス数がわかれば、自社サイトが順位を1つあげたときに期待できるアクセス数の予測もできます。
競合のアクセス状況が分かることで、具体的な対策が立てやすくなるのが、SimilarWebを利用して競合分析をする最大のメリットです。
Moz
Mozも自社サイトと競合サイトのサイトの状況を、複数の指標と数値で把握できる分析ツールです。
とくに便利な機能は、SEO難易度が分かることです。
設定したキーワードでの検索上位記事のドメインパワーや、コンテンツページのSEO評価をスコアで算出してくれます。
ドメインパワーとはサイトの検索エンジンからの信頼度を数値化したもので、個々のコンテンツではなくサイトの総合力を示します。
特定のキーワードで上位を取っている記事のドメインパワーが分かるのは、Mozならではの機能です。
同じコンテンツ内容なら、ドメインパワーが強い記事のほうが上位に表示されます。
そのため検索上位に強いドメインが並んでいる場合、自社サイトのドメインパワーが低いうちはそのキーワードは避けたほうが良いことがわかります。
SEO難易度とあわせて検索ボリュームや関連キーワードなどのデータも調べられるので、コンテンツ制作の手助けになるでしょう。
Mozは無料でも使えますが、有料版のMoz Proでさらに詳しく分析できます。
Majestic SEO
Majestic SEOは、自社サイトや競合サイトの被リンクの状況を調べることができるツールです。
インストール不要で、ブラウザ上で利用できることも特徴です。
Majestic SEOは有料ツールで、料金プランによってできることに差があります。
競合分析のみに使うのであれば、LITEプランもしくはPROプランで十分で、被リンク分析に使う機能はサイトエクスプローラーです。
- 被リンク数
- 参照元ドメイン
- 参照元IP
- リンクの品質(TF)
- 被リンクの影響度(CF)
- 各カテゴリへの影響度(TOPICAL TRUST FLOW)
被リンクの数やドメインだけでなく、リンクの品質や影響度がスコアで分かることがajestic SEOのメリットです。
キーワード調査におすすめのツール
コンテンツSEOに欠かせない、キーワード調査のためのツールです。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、キーワード探しに役立つツールです。
無料でも十分に使えることと、使い方がわかりやすくて手軽なことで人気があります。
最も使われることが多いのは、サジェストキーワード検索ツール。
検索エンジンでキーワード検索をかけたときに、自動的に表示される検索候補を取得してくれるツールです。
結果はボタン1つで簡単にコピーできるため、たくさんのキーワード候補の中から自社サイトに利用したいものを探してリスト化する事が可能です。
ラッコキーワードで調べたサジェストワードをキーワードプランナーに入力すると、各キーワードの検索ボリュームも簡単に調べられます。
もう一つの便利な機能が、Q&A取得ツールです。
Yahoo!知恵袋に代表されるQ&Aサイトから、入力したキーワードにまつわる疑問をラッコキーワード上で確認できます。
ユーザーの悩みがわかり、検索意図をより明確につかむことができます。
ニュース・話題の記事取得ツールでは、入力したキーワードに関するニュースや話題を確認できます。
トレンド記事を書くときには必ずチェックしたいものです。
ラッコキーワードには他にも便利なツールがあります。
ツール名 | できること |
---|---|
共起語取得ツール | 上位20記事までの記事に含まれる、キーワードと一緒に使われることが多い言葉を探せる |
周辺語取得ツール | キーワードに関連して使用される言葉を取得できる |
連想語取得ツール | キーワードから連想される言葉を取得できる |
類語・同義語取得ツール | キーワードと意味が似ている単語を探せる |
上記のツールを使うことで、キーワードへの理解が深まり、よりユーザの役に立つ質の高いコンテンツを作成できるようになります。
共起語検索
共起語検索は、Googleの検索キーワードで上位30サイトの記事から共起語を抽出するツールです。
共起語とは、キーワードを含む文章や園周辺に、同時に頻繁に現れる単語のことを指します。
同じ共起語検索でラッコキーワードは上位20記事、こちらのツールでは30記事と、母集団が大きくなるためより正確な分析ができます。
例えば「SEO分析」の共起語は、ツール、分析、サイト、 検索、コンテンツ、情報、対策、ホーム、無料、ページ、順位などになります。
このような共起語を出現数とともに結果に表示してくれるのが共起語検索です。
共起語からユーザーがどんな悩みを抱えているのか、競合がどんな観点から記事を書いているか推測できます。
自社サイトに載せる記事にも共起語を使うことで、効率的なコンテンツSEOができます。
Google広告キーワードプランナー
Google広告の中の機能の一つであるキーワードプランナーでは、キーワードを見つけたり、Googleの検索ボリュームを調べたりすることができます。
Google広告のアカウントを登録して、エキスパートモードにした状態で利用します。
- 新しいキーワードを見つける
- キーワード候補のダウンロード
- Google検索の月間検索ボリュームを調べる
- 競合サイトのキーワードを調べる
キーワードプランナーで注意したいことは、競合調査についてです。
キーワードプランナーでの競合は、SEOの順位を争う競合ではなく、広告を出稿する際の競合になります。
キーワードに対する競合の多い少ないは、SEOを狙うライバルサイトの多い少ないとは違うものだと理解しておきましょう。
Googleキーワードプランナーは、基本無料でも使えますが、より細かなキーワード分析をするためには、広告を回す必要があります。
SEO分析でユーザーファーストかつ検索エンジンフレンドリーなサイトをつくろう
ツールを用いたSEO分析は、ライバルサイトに差をつける重要な手段です。
分析をする前には、ターゲットユーザーを明確にして、サイトの戦略を練りましょう。
その上で競合サイトの順位や行っているSEO施策を知ることがポイントです。
主観的なSEOをせず、分析したデータを元にSEOを行うことで、サイトにとって大きなメリットが生まれます。
- 自社の強みがわかりコンテンツの価値が上がる
- 契約につながるユーザーが増える
- 高いブランドイメージが作れる
- 競合と差別化できて独自性が出る
同じキーワードで検索結果の上位を取り合う以上、必ず優劣の判定がつくので、少しでもライバルより優位に立てるように対策することが欠かせません。
あらゆる面から自社サイトや競合を調査分析して、SEOを有利にしましょう。
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「事業目標達成のために必要な施策を教えてほしい」
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「これまでのような追加予算を捻出できない」
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