SEO対策のやり方は?上位表示の手順を初心者にわかりやすく解説
「SEO初心者が何から始めたらいいかわからない」
「自社コンテンツを育てて、ネット上から顧客を獲得したいが、うまくいかない」
SEO対策がうまくいかず、解決の糸口さえ見えていないSEO運用担当者は多いのではないでしょうか。
SEO対策を初心者が自分なりのやり方で実施してしまうと、永遠に結果が出ない可能性があります。
今はYouTubeなどでもSEO対策の方法が公開されていますが、1つの動画に含まれる情報は断片的で、全てのSEO対策を網羅するのは不可能に近いです。
仮に、間違った方法で1年間運用してしまった場合、膨大な時間を失ってしまいますし、費用面でも大きな損害を出してしまう可能性があります。
そんなSEO対策がわからない初心者の皆さんがまず知っておくべき「SEO対策のやり方」が存在します。
このやり方を最初に知っておくかどうかで、将来は雲泥の差です。
一度作ってしまったコンテンツを手直しするのは相当な時間がかかるので、できるだけ早くSEOの要点を押さえておく必要があります。
この記事では、SEO対策のやり方を初心者の方に向けてわかりやすく解説し、SEO対策の基本知識やコンテンツ制作、内部施策、外部施策における注意点を含めて網羅しました。
具体的に何から手をつけたらいいかわかるようになり、具体的なSEO対策の手順がたった1記事でわかります。
SEO対策に必須のツールも含めて解説してますので、ぜひ参考にしてください。
SEO対策とは?
SEO対策を各企業が行う目的とSEOの基本的な知識をここでは解説していきます。
基礎知識が抜け落ちたまま運用を続けると、デメリットが大きいです。
検索結果の上位表示がしないケースや上位表示しても購入に繋がらないケースが多くなるので、基礎知識は必ず押さえましょう。
では、SEO対策の基本と目的を解説していきます。
SEOは検索エンジン最適化
SEOは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略称です。
SEO対策は検索エンジン最適化のための施策のことを指します。
検索エンジンの評価基準は多種多様で、その評価基準に沿って、コンテンツを作成していきます。
評価基準と一言で言っても、その基準は膨大で、上位表示は簡単ではありません。
上位表示するにはさまざまな施策を行う必要があります。
- 検索したユーザーの目的を満たす質の高いコンテンツを作る
- 内部リンク施策、滞在時間の向上などの内部施策
- 被リンクやSNS運用を含めた外部施策
- ユーザーが遷移しやすいデザイン構成
後に、内部・外部の2つの施策に関して具体的に紹介していくのでぜひ参考にしてください。
SEO対策の目的
SEO対策の目的はサイトでの売り上げを伸ばすことです。
検索結果の上位に表示すると、多くクリックされるため、PV数が上がります。
PV数が上がれば、顧客の増加や商品販売につながる可能性があり、売上アップに繋がりやすくなるでしょう。
検索結果の上位を獲得すると、一定のユーザーが流入、継続的な顧客獲得と収益アップにつながります。
ユーザーを成約に導かないと収益にはならないわけですが、コンテンツを読んでもらえるという点では1つのきっかけです。
最終的な収益アップとサービス販売をするための施策として、SEO対策が行われています。
SEO対策を行うメリット
SEO対策のメリットは多数あります。
少ない費用で長期的に顧客を獲得してくれるサービスはSEO以外にそれほど多くありません。
ここからは、そんなSEO対策を行うメリットについて、お伝えします。
広告に比べて費用が抑えられる
SEO対策は広告運用に比べて、費用が抑えられます。
広告運用をする場合は、サーバー代やドメイン代などのサイトの維持費に加えて、広告運用費用が必要です。
また、企業によってはテレビCMを打ち出す企業もあり、その場合はさらに費用がかかります。
しかし、SEO対策はサーバー代やドメイン代などの維持費以外の費用がそれほど必要ありません。
良質なコンテンツを作れれば、維持費以外の費用をかけないこともできます。
コンテンツ制作時に外注依頼したとしても、広告にかける費用より安くなるケースが多いです。
費用をそれほど捻出できない業者にとって、SEO対策は大きなメリットがあると言えます。
長期的にPVを獲得できる
検索結果の上位に表示した記事は、一定期間上位表示し続けるケースがほとんどです。
仮に1年間、検索結果に上位表示できれば、その期間は一定数のユーザーを継続的に集められます。
リスティング広告やSNSに広告を出稿した場合、広告費用をカットした瞬間、ユーザーが集まらなくなるのがデメリットです。
しかし、SEO対策を行なって、検索上位表示を取れば、継続的に集客し続けてくれます。
もちろん永遠に上位表示するわけではありません。
Googleは定期的にアップデートを行なっており、その都度検索順位が変動します。
検索1位になってから、1ヶ月後に急激な順位変動に巻き込まれるケースもゼロではありません。
そのリスクはあるものの、比較的長期的に検索上位を獲得してくれる可能性がある点は魅力です。
上手くいけば、無料で集客してくれるコンテンツから商品が継続的に購入されます。SEO対策が成功した時のメリットは大きいと言えるでしょう。
自社のブランディング・資産になる
検索から流入したユーザーがサイト名や業者名・商品名を知り、知名度が上がります。
SEO関連の会社の場合、SEOで上位表示していることが認知され、信頼を獲得していけるわけです。
最終的にはブランディングにつながります。
ラーメン屋でも「ラーメン屋 地域名 おすすめ」で、検索結果に上位表示されれば、訪れるお客さんが増えるでしょう。
このように興味がある人をコンテンツに集められるのがSEO対策のメリットです。
検索上位コンテンツから得られる顧客は自社の資産となります。
サイト名が知れ渡ると、サイト名で検索する人も増え、集客が継続します。
また、記事はネット上に残り続けるので、品質の高い記事をたくさん作っておけば、長期的に資産になります。
過去の記事をリライトしながら、SNSで宣伝することもできるので、長期的に資産になるのは間違いありません。
SEO対策のデメリット
SEO対策のデメリットは効果が出るまでに時間がかかる点が挙げられます。
この2点のデメリットを中心にSEO対策のデメリットを見ていきましょう。
長期戦になる
SEO対策は数年単位の長期戦になるケースがあります。
ドメイン取得から日が経たない時は、検索結果で上位表示しないことが多いです。
どれほどいいコンテンツを書いても、ドメイン取得からしばらくは上位表示しません。
一定期間は本当にいいコンテンツが書けているかどうかの判断も難しいです。
サイト運営初期はコンテンツ数も少なく、ドメイン自体の評価も低いので、半年〜1年ほどの単位で時間が必要になります。
取り組むジャンルによっては、1年以上の期間がかかる可能性も覚悟しなければなりません。
長期戦になる理由はGoogleが公開される無数のページをクロールしているためです。
無数のコンテンツを評価するためには時間がかかります。
そのため、サイトの評価が上がるかどうかは時間がかかると言っていいでしょう。
短期では成功しているかが見えにくい
いいコンテンツを作っても、ブログを修正しても検索上位に表示されない状態が長く続き、1年ほど経ってから徐々に検索上位に表示するケースも少なくありません。
正しい手順で進んでいれば、効果が出なくても我慢できます。
ただ、実際に正しい手順で進んでいるかどうかわかるのは結果が出てからです。
最悪の場合、やり方に間違っていたのに気付くのが1年経ってからというケースもあります。
「1年後に上がると信じて更新し続けたコンテンツが1年経っても検索上位しなかった」というケースが最悪です。
このような場合、1年経ってから戦略を見直すことになりますが、企業の場合は見直しが受け入れられないケースも考えられます。
また、短期で成果が出ないため、コンテンツ制作継続が許可されるどうかもわかりません。
広告運用は費用がかかる分だけ、結果が出るのも早いです。
ただ、SEO対策は費用を抑えられる分、結果が出るまでに時間がかかります。
効果が出るまでに1年単位の時間がかかる点がSEO対策のデメリットです。
SEO対策をする上で必須なGoogleが示す考え方
ここからは、SEO対策する上で必須の考え方を紹介します。
評価基準は多様ですが、下記2点はとても重要です。
上記2点はSEO対策する上で必須なので、ここでしっかり押さえておきましょう。
評価基準「E-A-T」
E-A-Tは「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の頭文字を取ったものです。
コンテンツ作成する上で欠かせない評価基準であり、長期3つを満たすことがSEO対策につながります。
医療系のサイトを例に解説します。医学の知識がない人が医療系サイトを運営していた場合、読者は間違った情報に左右されてしまうかもしれません。
場合によっては、その情報が原因で健康を害してしまう可能性もあります。
専門性がないことによる間違った情報の拡散を防ぐために、「E-A-T」という考えが導入されました。
E-A-Tを満たすのがSEO対策の肝となっています。
特に、次に解説する「YMYL」では、E-A-Tが重視されるので、必ず押さえておきたいところです。
YMYL
YMYLは「Your Money or Your Life」の頭文字を取った単語です。
お金や健康に関するテーマは生活に直接影響を与えるので、Googleによる厳しい審査基準が設けられています。
YMYLとされるテーマは次のようなテーマです。
- 最新のニュースや戦争などの時事ニュース
- 市民の権利・義務・政治・法律
- 医療や医薬、健康に直接関わるコンテンツ
- 金融に関するコンテンツ
- 人種・宗教に関するコンテンツ
これらのテーマで間違った情報が拡散されると、命に関わる可能性があります。
ネット上の誤った情報をもとに薬を服用してしまうと危険極まりないですよね。
そのような事態を防ぐために、GoogleはYMYLとされるテーマに厳しい審査基準を導入しています。
YMYLジャンルでサイトを運営する場合は、高い専門性や権威性が必要になるので、細心の注意が必要です。
SEO対策のやり方〜コンテンツ制作編〜
SEO対策で最も重要なのがコンテンツです。
内部施策や外部施策をいくらしても、コンテンツの中身が全くなければ、検索結果に上位表示されません。
コンテンツ制作におけるSEO対策は下記手順で行います。
では、それぞれについて、具体的な手順を確認していきましょう。
キーワード選定
コンテンツを作る際は、どのキーワードを狙うのかを最初に決めます。
そして、狙ったキーワードをタイトルに含めるのが基本です。
このキーワード選定を怠ってコンテンツを作成した場合、PVアップが程遠くなります。
キーワード選定の具体的な手順は下記です。
- 読者が検索するキーワードを選出する
- 検索ボリュームを確認する
- 検索結果の上位に表示しそうか分析する
- キーワードのクエリタイプを分析する
検索ボリュームは「ラッコキーワード」などのツールを使って測定でき、検索ボリュームがあるキーワードで上位表示することで、PV数がアップします。
ただ、検索ボリュームが大きいキーワードは競合サイトが多いです。
競合性と検索ボリュームのバランスを見ながら、キーワード選定し、キーワードは基本的に2語以上を狙います。
「SEO」だけを狙うのではなく、「SEO対策 わからない」のようなキーワードです。
2語以上のキーワードを選定して、実際に検索結果を確認するなどして、上位表示できそうか判断します。
キーワードを選定したら、キーワードのクエリタイプを分析して、どのキーワードで攻めるか具体的に決めましょう。
キーワードのクエリタイプを分析
キーワードのクエリタイプには下記が挙げられます。
- Knowクエリ:読者が知りたいと思っていることを満たすクエリ
- Doクエリ:ダウンロードや資料請求、無料体験などにユーザーがアクションを起こすクエリ
- Goクエリ:特定のウェブサイトを探すためのクエリで、公式サイト名や旅行先、観光地が該当
- Buyクエリ:商品購入に直結するクエリ
「Doクエリ」で検索上位表示した場合、サービス購入に繋がりやすくなるので、利益を大きく伸ばせる可能性があります。
「Buyクエリ」は商品購入に直結するクエリです。「最安値」や「商品名」などが「Buyクエリ」となります。
明確に区別されているわけではなく、サイトによって定義が異なっているケースも多いです。
大きくこの4つに分かれるということを理解しておきましょう。
購入に直結する「Doクエリ」や「Buyクエリ」で上位表示できれば、サービス購入につながる可能性が高くなります。
競合サイト調査
検索結果で上位表示を勝ち取るためには、当然ながら他のサイトより質のいいコンテンツを制作しなければなりません。
競合サイトをチェックせずに記事を作ると、どのような記事がGoogleに評価されているかわからないままになります。
検索上位記事は現状のGoogleに評価されている記事ですから、必ずチェックしましょう。
競合サイトをチェックした後は、競合サイトに不足している情報を足すなど、上位サイトの内容を網羅する必要があります。
競合サイト調査でチェックするのは下記の内容です。
- 記事数
- 被リンク
- ドメインパワー
このような様々な要素を調査します。
調査では、競合サイトを上回れるかどうかを的確に判断することが重要です。
競合サイトを上回れると判断した場合は、コンテンツ制作を進めていきます。
競合サイトの基準を知ると、作るべきコンテンツが明確になるので、競合サイトのチェックは入念に行いましょう。
ペルソナ作成
ペルソナは商品やサービスのターゲットになる想定顧客のことで、詳細に設定することで、より深いコンテンツになります。
ペルソナが10代の高校生を想定しているのに、公共機関のような文章を書いてしまっては、文章は読まれません。
反対に、50代〜60代をターゲットにしているのに、若者言葉を連発してしまうのも文章が読まれない原因です。
年齢や性別・居住地・趣味・価値観などを決めて、どのペルソナに向かって、コンテンツを制作しましょう。
ペルソナを明確にすることで、書くべき文章が決まり、読者に突き刺さるコンテンツになります。
読者に突き刺さるコンテンツができれば、コンテンツを読んでくれる時間が長くなり、Googleの評価が上がりやすいです。
また、サービスの申込みや資料請求、商品購入にもつながりやすくなるでしょう。
検索上位を狙うだけでなく、どんな人が商品を申し込むのかを明確にする上でも、ペルソナ作成は欠かせない作業です。
記事構成の作成
記事構成はタイトルと見出しから構成されます。
構成案でコンテンツの出来が決まり、Googleに評価されるかどうかも決まるので、記事構成はとても重要です。
ページタイトルに関しては、下記がポイントとして挙げられます。
- タイトルに上位表示させたいキーワードを入れる
- キーワードはできる限り前方に配置する
- 競合サイトのタイトルと比較する
- 文章の内容がわかるようにする
- ターゲットに合わせた単語を使用する
上位表示させたいキーワードを入れるのはもちろんのこと、競合のタイトルとの差別化も重要です。
競合サイトと数文字しか違わないタイトルだと、検索上位表示しても目立たない存在になるでしょう。
記事構成も重要で、読者の検索意図を満たす構成が必要ですし、見出しにも上位表示したいキーワードを入れる必要があります。
また、どのような順番で文章を書いていくのかも重要です。
読者は検索の答えを早く知りたいので、読者の知りたいことをできるだけ早く提供する必要があります。
このような様々な要素を組み合わせるため、記事構成はとても難しい作業です。
ですが、検索意図を満たした記事構成を作ることで、検索結果の上位表示に近づきます。
ペルソナや検索意図、キーワードを意識しながら、記事構成を練っていきましょう。
共起語を意識したライティング
共起語はキーワードと合わせて使用される確率が高いキーワードです。
共起語は共起語検索ツールを使って洗い出し、この共起語をコンテンツ内に配置します。
「SEO対策」で選定された共起語の例は下記です。
- 「上位」
- 「順位」
- 「時間」
- 「効果」
- 「キーワード」
- 「ユーザー」
- 「検索エンジン」
- 「評価」
- 「ツール」
このような単語を使いながら、ライティングします。
共起語は共起語検索ツールなどを使って、表示可能です。
ただ、共起語を入れすぎて、文章の意味が通らなくなるのは逆効果です。
自然な形で、文章に共起語を入れましょう。
また、ライティングはクエリによっても左右され、「Doクエリ」や「Buyクエリ」の場合は、商品購入に向けてのライティングが必要になります。
キーワードの種類や共起語、セールスとの兼ね合いなど、様々な点を考慮して、ライティングを進めていきましょう。
meta descriptionを最適化
meta descriptionは検索ユーザーに検索ページの内容を伝える役割があります。
クリック率を上げるための施策で、記事を読むべき理由や結論、興味を惹く文言を入れることが重要です。
meta descriptionはGoogle検索結果のタイトル下に表示され、文言次第ではクリック率を上げられます。
キーワードを含めながら、魅力的な文章を作成して、meta descriptionを最適化していきましょう。
SEO対策のやり方〜内部施策編〜
SEO対策として、内部施策があります。
内部施策はサイト内の機能や表示、サイトマップ、内部リンクなどの作成・修正によって、SEO対策を実施する方法です。
内部施策の主な方法は次のようになります。
HTMLタグやリンク構造、画像などの要素を最適化することで、検索結果を上位表示に押し上げます。
コンテンツ制作はよりもプログラミングの知識が必要になりますが、検索上位表示を目指すために避けては通れません。
内部施策をしっかりして、Googleに評価されるサイトを作り上げましょう。
サイトマップの作成
サイトマップは検索エンジンの巡回を促す内部施策です。
XMLサイトマップを送信することが極めて重要で、サイト内の構造などを検索エンジンに伝えてくれます。
XMLサイトマップはプラグインを導入し、Search Consoleへ送信することで導入可能です。
WordPressからSearch Consoleにサイトマップを送信する手順は下記となっています。
- XMLサイトマップを作るプラグインの導入
- プラグインの設定を完了する
- Search Consoleの「サイトマップ」へ移動
- 「サイトマップを追加」からサイトマップを送信
- 送信の成功を確認する
やや手間がかかりますが、無料で作成できますし、何よりSEO対策において重要です。
サイトマップの登録は一度行うだけなので、サイト作成段階で対策しておきましょう。
内部リンク構造の最適化
Googleのクローラーは内部リンクを巡回して、サイトの評価を行います。
そのため内部リンクの適切な配置はとても重要です。
関連ページ同士を相互リンクすることで、より評価を高められます。
サイトの情報網羅性をクローラーに伝えられるので、記事作成段階から内部リンクを意識しておくことが大事です。
内部リンクをただ貼るだけなのはNGで、関連しないコンテンツ同士に貼ってしまうと読者が内部リンクをクリックしません。
また、クローラーも関係ないコンテンツがあると認識し、サイト全体の網羅性が下がってしまいます。
結果的に、サイト全体の評価が下がってしまうので、必ず関連した記事同士にリンクを付けるようにしましょう。
画像のaltタグを設定
画像altタグ設定もSEO対策の1つです。
画像を説明するテキストのことで、画像の情報をGoogleに伝えることができます。
altタグには画像の情報を具体的に盛り込み、Goolgeの検索エンジンに画像情報を正しく伝えましょう。
altタグは画像1つ1つに設定し、キーワードを盛り込んでいきます。
ページスピード改善
ページの読み込みスピードはGoogleの評価基準となっており、表示速度を速くすることがSEO対策になります。
表示速度はユーザー体験を評価する指標の1つです。
表示ページが早いサイトはユーザー体験が向上します。
仮に、サイトの表示までに10秒かかるサイトがあったとしたら、ユーザーはすぐ他のコンテンツに移動するでしょう。
ページがなかなか遷移せずに、イライラした経験がある方もいるかと思います。
このように、表示速度が遅いとユーザーの満足度は得られません。
その点をGoogleは評価していて、表示速度が早いページはユーザー体験が向上するページとして認識されます。
Googleの評価が上がり、検索結果の上位を獲得しやすいです。
また、間接的にSEOへの影響も見逃せません。
表示速度が速いページは読者が離脱しにくくなり、ページに滞在する時間も伸びます。
滞在時間が伸びれば、読者満足度が上がり、Googleの評価も上がるので、表示速度アップはメリットが大きいです。
スマホ対応
今はスマホからコンテンツが読まれるケースが多いです。そのため、モバイル対応することがSEO対策では必須になっています。
モバイルに対応することを「モバイルフレンドリー」と言い、代表的な評価基準は下記です。
- モバイルでも文字を判読できるか
- 画面サイズに最適化されているか
- モバイルの表示スピードが速いかどうか
- バナーやリンクが隣接しすぎてないかどうか
- 読みやすいデザインになっているかどうか
モバイルでコンテンツが横にはみ出すケースやバナー広告が縦に並びすぎているケースでは評価が低くなります。
また、画像の文字が読みにくいコンテンツも評価ダウンの対象になります。
Google Search Consoleでも「モバイルユーザビリティ」という項目で、モバイル表示にエラーがないかどうか確認できます。
定期的に確認しておきましょう。
また、Googleが発表したモバイルファーストインデックスにも対応することが必要不可欠です。
モバイルファーストインデックスはモバイル用のサイトを見て、検索順位を決めるということで、MFIに移行する必要があります。
移行方法はGoogleに公式の方法が掲載されてますので、そちらをご確認ください。
モバイルファーストインデックスはコンテンツ制作にも影響します。
モバイルで検索するユーザーに満足する情報を提供するのが重要です。
コンテンツ制作もモバイルから流入してきた読者層を意識しなければなりません。
SEO対策のやり方〜外部施策編〜
外部施策は被リンク獲得やサイテーション獲得など、外部メディアからのリンクや認知を獲得する施策です。
他のサイトからリンクを集めることで、サイトの評価が上がります。
外部施策は店舗で言う「口コミ」のようなものです。
具体的な外部施策は下記が挙げられます。
「リンクが集まっているコンテンツは評判がいいコンテンツ」だとGoogleが評価し、検索上位に近づきます。
ここからは、具体的な外部施策について、確認しましょう。
被リンク獲得
被リンクは他のWebサイトから自分のWebサイトにリンクを貼ってもらうことです。
例えば、商品を紹介する時に、Amazonのリンクを貼ったとします。
その時、Amazonはあなたのサイトから被リンクを獲得したことになり、評価に反映されるという仕組みです。
被リンクで重要なのは質と量です。
より多くのサイトからの被リンク、より信頼性が高いサイトからの被リンクが有効です。
ただ、できたばかりの記事数1つのサイトから100本の被リンクを獲得していても、評価は上がりません。
一方、企業サイトから被リンクを獲得すれば、1本のリンクでも大きな効果を発揮します。
質と量のバランスが被リンクでは重要です。
また、被リンクは下記が前提となります。
- 被リンクは自然に獲得したリンクが前提
- リンク数ではなく、ドメインの数が評価対象
- コンテンツ内容の関連性・コンテンツの質・ドメインパワーが重要
被リンクは自然が前提で、操作されたものはペナルティの対象です。
ペナルティの具体例としては、下記が挙げられます。
- 自分が立ち上げた記事更新していない無数のサイトからの被リンク
- 相互リンクの過剰な獲得
また、リンクはドメインの数が重要です。
1つの記事から数十個被リンクを受けている状態はペナルティになる可能性があり、評価を落とす危険性があります。
コンテンツ同士の関連性も重要で、SEOに関するサイトを運営している場合、SEOに関連する他サイトからのリンクが有効です。
SEO関連サイトが野球ブログから被リンクを受けている場合、関連コンテンツではないので、評価は上がりにくくなります。
被リンクはリンクを貼りたくなるような有益コンテンツを作るのはもちろん、SNSでの発信やメディアへの寄稿など様々な方法があるので、積極的に試しましょう。
サイテーション獲得
サイテーションはネット上でサイト名などが言及されることで、SNSや検索エンジンからの指名検索などで獲得します。
SNSで露出すると、サイト名が幅広い人に知れ渡り、そのサイト名でGoogle検索すると言う流れが基本的な流れです。
- YouTube
- TikTok
これらのSNSを活用して、露出を増やしましょう。
被リンクはサイトにリンクを貼ってもらう必要があるので、ハードルが少し高いです。
サイテーションは高品質なコンテンツを作って、SNSに投稿するだけでも獲得できます。
SNSでリツイートやサイトに言及してくれそうなフォロワーを獲得しておくなど、サイテーション獲得の方法は様々です。
リツイートやなどで言及してくれるユーザーを増やして、積極的にサイテーションを増やしていきましょう。
SEO対策で欠かせない必須ツール
SEO対策で欠かせないツールは次の4つが挙げられます。
無料で使えるツールや有料のツールなど様々です。
競合分析やキーワード選定、自社サイトのアクセス分析などに欠かせないこれらのツールをそれぞれ解説します。
Google Search Console
Google Search Consoleは検索エンジンからの訪問データを分析できるツールです。
クリック数や表示回数、平均CTR、平均掲載順位を分析でき、サイト改善に役立てます。これらの指標が示すのは下記です。
- クリック数:検索結果からクリックされた数
- 表示回数:検索時にタイトルが表示された回数
- 平均CTR:クリック率
- 平均掲載順位:指定した期間の平均検索順位
これらの指標を見て、サイトの改善点を探ります。
期間指定もでき、7日間・28日間・3ヶ月など期間ごとの検索結果も表示可能です。
具体的な改善策の例をいくつか紹介します。
検索順位が1位で、クリックが少ない場合、タイトルやmeta descriptionを変更して、クリック率アップを図ります。
掲載順位は検索1ページ目に入っていて、検索時にタイトルが表示された回数が少ない場合も考えられるでしょう。
そもそも検索ボリュームが少ないキーワードだった可能性があるという判断が可能です。
掲載順位が低い場合は狙ったキーワードがよくないか、コンテンツの質が低い可能性があります。
また、Google Search Consoleはサイトマップの送信も可能です。
被リンク数もチェックでき、SEO対策には欠かせないツールだと言えます。
Google Search ConsoleはGoogleアカウントを持っていれば、無料で登録できるので、必ず登録しましょう。
Google アナリティクス
PV数や平均滞在時間、ページ遷移などを確認できるコンテンツがGoogleアナリティクスです。
先ほどのGoogle Search Consoleは検索エンジンからどのように流入したかがわかります。
Googelアナリティクスはサイト内でどのようにユーザーが遷移しているかのデータを測定します。
測定できる指標の例は下記です。
- 成約が狙える記事に集客できているか
- サイト滞在時間はどれくらいか
- PVの推移はどうなっているか
サービスや商品を販売しているサイトの場合、販売ページにPV数がなければ、販売に至りません。
サイト全体ではなく、成約が狙える記事に集客できているかどうかの確認も必要です。
成約が狙える記事に集客できていない場合は、下記が改善点になります。
- 内部リンクを修正
- 狙うキーワードを変更
このような施策で、収益記事への導線を強化していきます。
また、サイトの滞在時間が短いとユーザーが興味を持ってくれてない可能性も考えられるでしょう。
より興味を持ってもらえるコンテンツにして行かなければなりません。
PVの推移を見ていくのも重要で、PVが順調に上がっているのか、下がっているのかを確認する必要があります。
Googleアナリティクスは年々進化しており、測定できる指標はここでは数え切れません。
Google Search Consoleと同様、Googleアカウントがあるだけで無料登録できます。
GRC
GRCは、登録したキーワードごとに検索結果を確認できる順位チェックツールです。
事前に登録したキーワードの検索順位を毎日チェックしてくれるので、検索順位を毎日追えます。
検索順位を毎日追うことによるメリットは大きいです。
検索上位表示しやすいキーワードやGoogleのアップデートに対処しやすくなり、競合の動向をチェックしやすくもなります。
検索順位が落ちた場合に、すぐ検索して、競合サイトに変化がないかなどを素早くチェックできるわけですね。
変化を早く察知し、狙ったキーワードで上位表示できているかどうかをチェックできる点で、GRCはとても重要です。
GRCは有料で、スタンダードプランで年間9,900円となっています。
- エキスパートプラン
- プロプラン
- アルティメットプラン
これらのプランがあり、それぞれ対応範囲が異なるので、運営メディアに適したプランを導入しましょう。
Ahrefs(エイチレフス)
Ahrefs(エイチレフス)は競合サイトを分析できるSEO運用に必須の有料ツールです。
競合サイトの流入数や被リンク獲得数、流入キーワード、プロフィール情報や発リンクをチェックできます。
競合サイトの検索流入数や検索順位100位以内を獲得しているキーワードの数などが一目瞭然です。
Ahrefsには独自の算定基準があります。
- Keyword difficulty:検索結果の10位以内に入れるかどうかの難易度を独自に算出
- Search volumeでは月間平均検索数を算出
キーワード選定もAhrefsで完結するので、チェックしておきたいところです。
他にも検索結果がクリックされる数やユーザーが同じキーワードでどれくらい検索しているかなどSEOに関する数値がわかります。
また、自社サイトの現状把握も可能です。
- 参照ドメイン
- 被リンク数
- オーガニック検索の流入数
- 獲得できているキーワード数
これらの指標が測定できます。
SNSでシェアされているかどうかの確認もできるので、サイテーション測定も可能です。
料金プランは複数あり、運営するメディアの規模や測定したい数値などによって、プランを決めるといいでしょう。
SEO対策でやってはいけないこと
SEO対策でやってはいけないことは次が挙げられます。
この3つを見ていきましょう。
他社のコンテンツをコピーする
他社のコンテンツをコピーするのは禁止事項です。
コピーコンテンツは読者からの評価が上がらないですし、Googleの評価も上がりません。
ガイドラインに沿っていない手法であり、サイトの評価が下がるどころかペナルティの対象になる可能性もあります。
コピーコンテンツの全てがペナルティの対象になるわけではありません。
現実には似たような内容のサイトは複数存在しますが、コピーコンテンツと判定されれば、ペナルティ対象です。
リスクが高くなるので、オリジナル要素をコンテンツに取り入れましょう。
競合サイトを調査すること自体は必要ですが、オリジナルコンテンツを作ることが重要です。
隠しテキスト・隠しコンテンツを使う
隠しテキストはペナルティ対象になるSEO手法です。
ユーザーに見えないテキストをGoogleのクローラーに読み取らせる手法で、ブラックハットSEOにあたります。
キーワードを隠しテキストに盛り込むことで、検索順位をアップさせる手法ですが、今は通用しません。
また、リンクや画像を読者に見えない形で使う隠しコンテンツもペナルティ対象です。
隠しリンクはリンクの文字を目に見えないぐらいまで小さく表示する手法で、隠し画像も同様の手法で検索上位を狙います。
読者に不快にならない形でリンクや画像にキーワードを盛り込む手法ですが、今は全く評価されない手法です。
SEO業者に依頼しているなどの場合は、気づかぬ間に隠しコンテンツを自社サイトで使用してしまっているケースもあります。
過去に業者に依頼した場合はチェックが必要です。
隠しコンテンツは一時的に検索上位表示する可能性もあります。
ただ、長期的にはマイナスの手法です。
不自然な被リンクを購入する
被リンクを集めることで、Googleの評価を上げられますが、不自然な被リンクはペナルティの対象になります。
不自然な被リンクは下記のような内容が挙げられます。
- ツールなどを使って、大量の被リンクを獲得する手法
- 記事が更新されていない低品質なサイトを購入し、リンクを貼る手法
- コンテンツ内容に即してない不自然なリンク
- 自動生成されたコンテンツからのリンク
ツールなどで一気に購入する方法がありますが、ペナルティの対象です。
また、低品質なサイトを購入して、リンクを作成する作業も不自然な被リンクとなります。
車のサイトにSEOサイトに向かってリンクを貼るなど、内容と全く関係ないリンクを貼るのも不自然なリンクの1つです。
このようなサイトのリンクも購入してはいけません。
コンテンツを自動生成するツールにリンクを貼る手法も、不自然なリンクです。
このように、リンク購入には様々な手法がありますが、不自然なリンクの購入はどんな方法であれ、ペナルティの対象になります。
昔は効果があった施策も、今は評価されないので、注意しましょう。
まとめ:SEO対策でやり方を間違わないために
SEOマーケティングを進める上で重要なSEO対策のやり方について解説してきました。
「コンテンツ制作」「内部施策」「外部施策」があり、基本となるのは良質なコンテンツを作ることです。
ただ、コンテンツ制作だけでは足りません。
画像やリンクの最適化、SNSへの露出や被リンク獲得など、様々な作業を同時並行で進めていく必要があります。
- コンテンツ制作:キーワード選定、競合サイト調査、最適な記事構成など
- 内部施策:サイトマップの作成、内部リンク構造の最適化、ページスピード改善など
- 外部施策:被リンク獲得、サイテーション獲得
Googleの評価基準を理解し、やってはいけないことを避けて、地道にSEO対策を続けることが成果に繋がります。
長期戦になりますが、この記事の内容を参考に、SEO運用を進めてみてください。
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