
SEOとURLの関係とは?効果的な設定方法やドメイン、URLパラメータについても詳しく解説!

「SEOとURLの関係性を知りたい!」
「SEOに強いURLの設定方法は?」
Webコンテンツを制作する中で、URLを設定することがあります。
しかし、そもそもURLの設定が必要なのか、疑問に思っている人も少なくないでしょう。
WebコンテンツのURLを適切に設定することは、SEOに良い効果を与えます。
上記のような疑問を抱えている方に向けて、この記事ではSEOとURLの関係についてご紹介しましょう。
また、SEOに効果的なURLの設定方法を具体的に解説します。
この記事を読むことで、SEOに効果的なURLの適切な設定を行い、より多くの集客を見込めるでしょう。
最後までお読みください。
SEOとURLの関係とは?
SEOとURLの関係は、どのくらい深いのでしょうか。
結論、URLを適切に設定することは、SEOに直接的な影響はありませんが、間接的に良い影響を与えるといえるでしょう。
SEOを強くするURLの施策として、よく「URLにキーワードを入れる」ことが例にあげられます。
本当にURLにキーワードを入れ込むだけで、検索順位が上位に表示されることにつながるのでしょうか。
URLにキーワードを入れることについては、SEOに直接的な影響はないという見解が出ているのも事実です。
この他にも、さまざまなURLに関するSEO対策が存在しますが、どれも直接的にSEOに影響を与えるものではなく、間接的に作用します。
出典:https://developers.google.com/search/docs/advanced/guidelines/url-structure
SEOに直接的な働きはありませんが、Googleは「URLをシンプルに、検索エンジンやユーザーにとって分かりやすい構造にすること」を公式に推奨しています。
URLを検索エンジンやユーザーにとって分かりやすい構造にすることで、Webサイト内のコンテンツを理解しやすくなるでしょう。
その結果、Webサイトが検索結果に表示されるまでの流れを、スピーディに行うことができます。
また、ユーザーはWebサイトのコンテンツを把握しやすくなるため、ユーザビリティ(ユーザーの利便性)が向上するでしょう。
このようにURLの最適化は、検索結果の上位表示に直接的な効果はありませんが、間接的にSEOの効果を発揮するため、適切に設定を行う必要があります。
検索エンジンとユーザーに分かりやすい=SEOに強いURL
前述したように、SEOに強いURLにするためには、検索エンジンとユーザーに分かりやすい記述や構造にする必要があります。
SEOに強いURLとは、下記のようなURLを指します。
- コンテンツの内容が分かりやすいURL
- シンプルなディレクトリ構造のURL
- コンテンツごとに固有のURLにする
- URLのバージョンを1つに絞る
上記のようなURLにすることで、検索エンジンはコンテンツ内容を把握しやすくなり、ユーザビリティが向上します。
検索エンジンやユーザーがコンテンツの内容を把握しやすくなれば、検索結果での上位表示や、ユーザーのアクセス数の増加につながるでしょう。
間接的ではありますが、URLの最適化によって大きなSEO効果が見込めます。
SEOに効果的なURLの設定方法
ここでは、SEOに効果的なURLの設定方法をご紹介します。
どの設定も間接的ではありますが、1つ1つ適切に行うことで、大きなSEO効果を期待できるでしょう。
URLをユーザーにとって分かりやすいものにすることは、Googleも公式に推奨しています。
Googleの高評価を得るためにも、SEOに効果的なURLの設定方法を適切に行いましょう。
コンテンツ内容に合ったURLの設定
- ユーザー目線で考える
- キーワードを羅列しない
- シンプルな構造にする
コンテンツ内容に合ったURLを設定することは、大きなSEO効果を発揮します。
例をあげると、この記事のタイトルは「SEOとURLの関係とは?効果的な設定方法やドメイン、URLパラメータについても詳しく解説!」です。
メインとなるキーワードは「SEO」と「URL」のため、この2つを含めた文字列のURLに設定します。
ユーザーが求めているキーワード「SEO」と「URL」をURLに含めることで、ユーザーはどういった内容が書かれているのかを簡単に想像できますよね。
また、この際に注意しておきたいのは、キーワードを過度に羅列しないようにするということです。
キーワードを過度に詰め込んでしまうと、URLが長くなってしまい、ユーザーにとって不親切になってしまいます。
コンテンツの内容に合ったシンプルな構造にすることで、ユーザーにとって分かりやすいURLを目指しましょう。
URLの正規化|重複コンテンツを無くす
- 重複したコンテンツを無くす
- canonicalタグを活用する
- 検索エンジンに認識してもらうコンテンツを1つにまとめる
URLの正規化も、SEOに効果的です。
URLの正規化とは、Webサイト内に存在する内容が重複しているコンテンツを、1つのコンテンツにまとめることです。
検索エンジンは、URLを通してコンテンツを評価しています。
そのためWebサイト内に重複コンテンツがある場合、Googleがどちらのコンテンツも認識してしまい、低評価を受けてしまう可能性があるでしょう。
重複コンテンツとは、下記のように「/」や「index.html」の有無などがあります。
- https://www.◯◯.com/
- https://www.◯◯.com
- https://www.◯◯.com/index.html
コンテンツの内容が一緒であったとしても「/」や「index.html」によって、別のURLと判断されてしまい重複コンテンツとなります。
Webサイトの中に重複コンテンツがある場合は「canonicalタグ」を使って、URLの正規化を行いましょう。
canonicalタグの設定方法に関しては、こちらの記事をご覧ください。
参照:【2022年最新】SEO対策に効果的なHTMLコード9つの書き方を解説!
URLの正規化を適切に行うことで重複コンテンツを無くし、Googleから高評価を得られるようにしましょう。
URLのSSL化|httpをhttpsに
- ユーザーの情報を保護してくれる
- 安全なWebサイトである証明になる
- httpをhttpsに変えるだけ
URLのSSL化も、SEOに効果的な設定方法です。
URLのSSL化とは、URLの頭にあるhttpをhttpsに変更することで、ユーザー情報などのさまざまなデータを保護することができます。
URLをSSL化することで、特に下記の3つの保護効果があります。
- 暗号化:通信データを暗号化し、盗聴から保護します。
- データの完全性:データの転送中などの改ざんや破壊が行われているかを検出します。
- 認証:ユーザーが意図しているWebサイトと通信していることを保証します。
URLのSSL化が行われているコンテンツは、ユーザー情報などを保護し、安全にインターネットを利用できているという証明となるでしょう。
どんなジャンルを取り扱っているWebサイトであっても、ユーザーの安全性を守るためにURLのSSL化を設定しておくことをおすすめします。
URLへキーワードの挿入|上位表示に必須
- ユーザーが求めるキーワードを選択する
- WordPressの場合パーマリンク設定を利用する
- URLを見ただけでどんな内容なのか分かるようにする
前述しましたが、URLへキーワードを挿入することも、検索結果で上位表示するために重要な方法です。
ユーザーが求めているキーワードをURLへ挿入することで、ユーザーはURLを見ただけで「どういった内容が書かれているコンテンツなのか」を把握できるでしょう。
SEOに直接的な効果はありませんが、検索エンジンによるコンテンツ内容の把握や、ユーザビリティ向上による間接的なSEO効果を期待できます。
WordPressを利用している方への設定方法ですが、URLにキーワードを挿入したい場合は、パーマリンクの設定を行いましょう。
パーマリンクとは、コンテンツ1つ1つに設定できるURLのことで、日本語表記や英数字表記に自由に変更できます。
URLを最適化する際には、このパーマリンクから適切な設定を行いましょう。
また、キーワードの正しい選定方法については、こちらの記事もご覧ください。
参照:SEOキーワードの効果的な入れ方とは?検索結果で上位を取るための方法を解説!
URLの英単語表記|ユーザーに分かりやすい
- 日本語表記は変換されてしまう
- 英単語表記は検索エンジンもユーザーも理解しやすい
- 必ず英単語にする必要はない
URLの表記を日本語ではなく、英単語にすることもSEOに効果的です。
日本人に向けてのコンテンツならば、英単語よりも日本語表記の方がいいのではないかと感じる人もいるかもしれません。
確かに、場合によっては日本語表記の方が効果的な場合もあるでしょう。
しかし、URLを日本語表記にした場合、そのURLをブラウザに入力した際に、意味のない英数字と記号の羅列に変換されてしまいます。
長々と意味の分からないURLとなってしまうので、ユーザーは「どのような内容が書かれているのか」を理解できないでしょう。
また場合によっては、そのコンテンツを不快に感じてしまい、ユーザーの離脱につながる危険性もあります。
URLを英単語にすることで、ブラウザで変換されることもなく、検索エンジンもユーザーも理解しやすいURLとなります。
しかしながら、必ず英単語にする必要があるというわけではなく、時と場合によって日本語表記と英単語表記を使い分けることを覚えておきましょう。
単語間にハイフン(-)の設置|英単語が見やすい
- アンダースコア(_)と間違えないようにする
- どこまでが1つの単語か分かりやすくする
- URLが長くなる際には特に重要
URLの単語と単語の間にハイフン(-)を設置することも、SEOに効果的です。
単語と単語の間にハイフン(-)を設置することで、どこまでが1つの単語なのかを一目で分かりやすくできます。
注意しておくべき点として、アンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を利用するということを忘れないようにしましょう。
Googleは公式に「シンプルなURLにすること」を薦めていますが、URLが長くなってしまう場合はハイフン(-)を利用することを推奨しています。
- ハイフンなし:https://flapnext.com/webacademy/howtoinsertseokeywords/
- ハイフンあり:https://flapnext.com/web-academy/how-to-insert-seo-keywords/
上記の例からも、ハイフン(-)ありのほうが見やすいのは一目瞭然ですよね。
URLの単語の間にハイフン(-)を入れることは、ユーザビリティを向上しSEOに強いURLの設定方法といえるでしょう。
シンプルなディレクトリ構造|ユーザビリティ向上
- 階層を意識する
- ユーザーがWebサイトのどこにいるのか分かりやすくする
- URLのバージョンを1つに絞る
URLをシンプルなディレクトリ構造にすることも、SEOに効果を発揮します。
URLのディレクトリ構造をシンプルに整えることで、下記のようなメリットがあります。
- Webサイトのテーマ性の向上
- 検索エンジンによるWebサイトの円滑な把握
- Webサイトの管理がしやすい
上記のようなメリットを通して、結果的にユーザーのWebサイトでの回遊率や滞在時間が向上し、SEOに良い影響をもたらします。
シンプルなディレクトリ構造にすることは、コンテンツを整理し、ユーザーがWebサイトのどのコンテンツにいるのかを把握しやすくすることにつながります。
階層 | ページの種類 | URL |
---|---|---|
第一階層 | TOPページ | https://flapnext.com/ |
第二階層 | カテゴリページ | https://flapnext.com/web-academy/ |
第三階層 | コンテンツページ | https://flapnext.com/web-academy/seo-update-frequency/ |
このように階層を分けて、URLにシンプルに表示することで、ユーザーは今どの階層にいるのかを簡単に把握できるでしょう。
また、URLのバージョンを1つに絞ることも重要です。
ユーザーによってリンクしているURLのバージョンが同じになるように、内部リンクやページの構造には1つのURLを使用しましょう。
URLをシンプルなディレクトリ構造にすることで、検索エンジンにもユーザーにも優しいWebサイトを作ることができます。
URLの簡潔化|容量を小さく
- シンプルにすることが重要
- ファイルの容量を少しでも減らす
- ユーザーのストレスを減らす=ユーザビリティの向上
前述しましたが、URLをシンプルに簡潔にすることは、SEOに良い影響を与えます。
URLが長いことによって検索エンジンからの低評価を受けることはありませんが、ユーザーは記事の内容を把握しにくくなってしまうでしょう。
URLにユーザーが求めるキーワードを英単語で含めて、できるだけ簡潔にすることでユーザビリティを向上できます。
また、URLが過度に長い場合、ファイルの容量が大きくなってしまい、Webサイトの表示速度が落ちてしまいます。
Webサイトの表示速度が落ちてしまうと、ユーザーはそのWebサイトを開くことにストレスを感じてしまうでしょう。
ユーザーの利便性が下がってしまうため、検索エンジンからの評価も悪くなってしまいます。
URLを簡潔にすることは、ユーザーのストレスを軽減するためにも重要なSEO対策です。
ドメインパワーを強くすることがSEOに効果的な理由
WebサイトのURLであるドメインパワーを強くすることは、SEOに効果的です。
ドメインパワーが強くなるほど、検索結果での上位表示につながります。
ドメインパワーとは、Webサイトのドメイン名が「検索エンジンにどれくらい評価されているか」を表す指標のことです。
要するに「ドメインパワー=SEOにおけるドメインの強さ」を表します。
2つのWebサイトの中に、全く同じ内容のコンテンツがあった場合、ドメインパワーが強いWebサイトの方が、検索結果で上位に表示されるでしょう。
また、検索順位が上位に表示されること以外にも、ドメインパワーが強いことには下記のようなメリットがあります。
- コンテンツが検索順位の上位に表示されやすい
- 新規制作した記事でも検索結果に早く表示される
- さまざまなキーワードで上位に表示されやすくなる
では、ドメインパワーはどのように強くすればいいのでしょうか。
ドメインパワーを強くするには、下記のような方法があります。
- Webサイトが扱うコンテンツを含めたドメイン名にする
- Webサイト内の高品質なコンテンツを増やす
- 多くの被リンクを獲得する
ドメインパワーを強くするには、ドメイン名を決定する際に、ユーザーが一目見て「どういった内容を取り扱っているWebサイトなのか」が分かるようにしましょう。
そして、高品質なコンテンツを増やし、多くの被リンクを獲得することで、ドメインパワーが強くなります。
ドメインパワーを強くすることで、Webサイトの価値を引き上げて、集客を増加できるでしょう。
URLパラメータはSEOにどう作用するのか
最後に、URLパラメータはSEOにどう作用するのかをご紹介しましょう。
URLパラメータというのは、Webサイトの情報をサーバーに送る際にURLに付け足す変数のことです。
URLの中に「?」や「&」が入っている場合、それ以降の部分がパラメータと呼ばれます。
URLのパラメータ部分はコンテンツの内容を示しており、パラメータ部分の表示が違えば、表示されるコンテンツの内容が違う場合があります。
しかし一方で、パラメータ部分の表示が違う場合でも、コンテンツの内容が変わらない場合もあるので注意が必要です。
このURLのパラメータ部分について、SEOにはどのような影響があるのでしょうか。
次の章でご紹介します。
動的URLと静的URLについて
結論、URLのパラメータの有無に関して、SEOの優劣はほとんどありません。
URLパラメータにおいて、動的URLと静的URLという言葉があります。
動的URLとは、前述したようにURLの中に「?」や「&」が含まれているパラメータがあるURLのことを意味します。
一方で静的URLとは、「?」や「&」が含まれていないURLのことです。
どちらかというと、Googleはパラメータを含む動的URLを好む傾向にはありますが、SEOに大きな影響があるわけではありません。
動的URLと静的URLのどちらかを選択可能な出力方式なのであれば、パラメータを含めた動的URLでの出力をおすすめします。
また、動的URLと静的URLが両方存在する場合は、重複コンテンツとみなされる場合があるので、1つにまとめておきましょう。
検索エンジンやユーザーに分かりやすいURLはSEOに効果的
この記事では、SEOとURLの関係についてご紹介しました。
また、SEOに効果的なURLの設定方法を具体的に解説しました。
URLを最適化することで、SEOに直接的な影響はありませんが、1つ1つを適切に設定することで間接的に良い影響を与えます。
SEOに効果を発揮するURLの設定方法には、下記のようなものがあります。
- コンテンツ内容に合ったURLの設定
- URLの正規化|重複コンテンツを無くす
- URLのSSL化|httpをhttpsに
- URLへキーワードの挿入|上位表示に必須
- URLの英単語表記|ユーザーに分かりやすい
- 単語間にハイフン(-)の設置|英単語が見やすい
- シンプルなディレクトリ構造|ユーザビリティ向上
- URLの簡潔化|容量を小さく
上記のようなURLの設定を行うことで、検索エンジンとユーザーの両方に理解しやすいURLにすることが可能です。
検索エンジンとユーザーの高評価を得るためには、URL以外にもさまざまなSEO対策を行うことをおすすめします。
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