オウンドメディアのPV数の目安は?PV数やアクセス数を増やすコツをSEOのプロが解説
「オウンドメディアのPV数が増えない原因はなんだろう?」
「競合他社のPV数や目安を知りたい」
PV数はオウンドメディアの成果を測るうえで重要な指標の1つです。
しかし、コンテンツ作成に注力しているにも関わらず、PV数が増えずに悩んでいる方は少なくありません。
PV数を集めるには、自社に合った戦略設計が非常に大切です。
本記事では、オウンドメディアのPV数の増やし方や目安について解説します。
- PV数とその他の指標の違い
- PV数の目安
- 他社のPV数を調べる方法
- PV数でKPIを設定する方法
- PV数を増やす方法
オウンドメディアのPV数とは?
はじめにオウンドメディアのPV数について、基礎理解を深めておきましょう。
PV数・UU(アクセス)数・セッション数の違い
オウンドメディアの成果を測る指標には、PV数以外にもUU数やセッション数などがあり、混乱してしまうこともあるでしょう。
ここでは、3つの指標の違いについて解説します。
PV数
PVは「Page View(ページビュー)」の略で、オウンドメディアのコンテンツがユーザーに表示された回数を示しています。
「ページが表示された回数」のため、同じユーザーが複数のページを閲覧した場合でも、それぞれのPVがカウントされる仕組みです。
例えばAさんが3つのコンテンツを閲覧した場合、3PVとなります。
UU数
UUは「Unique Users(ユニークユーザー)」の略で、オウンドメディアに訪れたユーザーの数を表します。
PV数は「何回ページが見られたか」を数えるのに対し、UU数は「何人のユーザーが訪れたか」を数えるのです。
例えば、Aさんが3つのコンテンツを閲覧した場合、3PV/1UUとなります。
- 何人のユーザーが訪れているか
- 新規ユーザーの訪問数
- ユーザーの特性や行動パターンの理解
上記のような分析に活用できます。
年齢層や性別、どの地域のユーザーが多いかなども分析可能です。
UU数とPV数を比較することで、コンテンツの内容や内部リンクが最適化されているかなども分析できます。
セッション数
セッション数は、ユーザーがオウンドメディアに訪れてから離脱するまでの活動を指します。
セッション開始と終了のタイミングは以下の通りです。
セッション開始 | ユーザーがオウンドメディアにアクセスした時点 |
---|---|
セッション終了 | ・一定時間以上動きがない時 ・離脱した時 |
UU数の場合、Aさんが1日に何度オウンドメディアを訪れても「1UU」としてカウントします。
セッション数の場合、Aさんが1日に2回オウンドメディアを訪れると「2セッション」としてカウントする仕組みです。
<例>Aさんが1日に2回オウンドメディアに訪問し、3つのコンテンツを閲覧した場合。
- PV数:3PV
- UU数:1UU
- セッション数:2セッション
上記のような違いがあります。
オウンドメディアの利用頻度を分析する際は、セッション数を指標にするとよいでしょう。
PV数を分析する重要性とは
PV数は以下の要素を分析する際に役立ちます。
コンテンツの人気度の把握
各コンテンツのPV数を把握することで、人気度を判断できます。
- アクセスを集めているコンテンツはどれか
- アクセスがないコンテンツはどれか
- 急にアクセスが落ちたコンテンツはないか
コンテンツの人気度合いを確認することで、以下を検討できます。
新たにコンテンツを作成するKW | ・PV数が多いコンテンツと関連したキーワードで新規コンテンツを作成する ・PV数がないコンテンツに関連したKWは作成を後回しにする |
---|---|
CROを実施するコンテンツ | ・PV数が多いコンテンツから優先してCTAの見直しを実施する |
新規作成記事や施策を実施するコンテンツに優先順位をつけられるため、無駄のない状態でオウンドメディアを運用できます。
リライトすべきコンテンツの特定
PV数を確認すると、リライトすべきコンテンツの特定にも役立ちます。
例えば、PV数と検索順位を分析すれば、以下のようにリライトすべきコンテンツを洗い出せます。
洗い出すコンテンツ | 考察と打つべきリライト施策 |
---|---|
狙ったキーワードで検索順位が低いのにPV数が多いコンテンツ | ・狙ったキーワードとは別のキーワードで上位を獲得している ・上位を獲得しているキーワードに沿った内容にリライトする |
検索順位が高いのにPV数が少ないコンテンツ | ・タイトルやディスクリプションがユーザーに響いていない ・ユーザーの検索意図と合致するものに変更 ・PV数が多いコンテンツのタイトルを参考にする |
上記のようにPV数を確認することで、リライトすべきコンテンツや施策内容を検討できます。
施策の効果の把握
例えば、オウンドメディア内でキャンペーンを実施したとします。
この際、キャンペーン期間中と通常時でPV数を比較すると、ユーザーが関心を示しているかを判断できるでしょう。
内部リンクの設置を行った結果、各コンテンツのPV数が増えたのであれば、施策の効果があったことが分かります。
PV数の目安
オウンドメディアのPV数に明確な目安はありません。
なぜならオウンドメディアのジャンルや業種によって、検索数や市場規模が変わるからです。
自社オウンドメディアの立ち位置をPV数から判断したい場合、以下のような条件で競合他社のPV数を参考にするとよいでしょう。
- 同じようなキーワードでコンテンツを作成している
- コンテンツ数が同じくらいのオウンドメディア
- ドメインパワーが同じくらいのオウンドメディア
自社のオウンドメディアと同レベルのオウンドメディアであれば、PV数を参考にできます。
扱うキーワードや運営歴、被リンクの獲得数など変数が多いので、自社と近いオウンドメディアのPV数を目安として捉えましょう。
オウンドメディアのPV数を調べる方法
ここでは自社オウンドメディアと競合サイトのPV数を調べる方法について解説します。
自社サイトのPV数を調べる際は、Googleアナリティクス4(GA4)を活用します。
GA4でPV数を確認する手順は以下の通りです。
サイト全体のPV数を確認する | レポート→エンゲージメント→イベント→page_view |
---|---|
コンテンツごとのPV数を確認する | レポート→エンゲージメント→ページとスクリーン |
<サイト全体のPV数>
<コンテンツごとのPV数>
GA4の「page_view」では「イベント数」がPV数になります。
「ページとスクリーン」の場合は「表示回数」の項目がPV数です。
どちらも表示名が異なる点に注意してください。
画面上部にある日付をクリックすると、指定した期間のPV数を表示できます。
前月との差異を比較することも可能です。
サイト全体とコンテンツごとのPV数を把握して、自社オウンドメディアのSEO対策に役立てていきましょう。
競合サイトのPV数を調べる方法
競合サイトのPV数を調べるには、以下2つのツールが役立ちます。
SimilarWeb
SimilarWeb(シミラーウェブ)は、無料からサイトの分析ができる解析ツールです。
独自のシステムにより、競合サイトのPV数や流入元、ドメインパワーなどが分析できます。
ただし、SimilarWebのデータは推定値である点に留意してください。
PV数はあくまでも目安として参考にしましょう。
Ahrefs
Ahrefs(エイチレフス)は、SEOや競合分析に特化した有料ツールです。
PV数をチェックする項目はありませんが、競合のオーガニックトラフィックから、おおよそのPV数を予測できます。
月額99ドル以上の費用がかかるため、PV数のみ知りたい方には費用対効果が悪いです。
自社オウンドメディアに活用したり、競合サイトの分析を詳しく行いたい方に向いています。
オウンドメディアのPV数で目標設定する方法:KPI設定
オウンドメディアのPV数をKPIに設定する方法について解説します。
コンバージョン率から設定する【必要な記事数もわかる】
コンバージョン率からPV数の目安を計算して、KPIに設定する方法です。
- 現在のコンバージョン率を算出
- 目標のコンバージョン率を設定
- 不足しているUU数を把握
- 平均PV数を確認
- 平均PV数をもとにPV数を算出
上記の流れでKPIを設定します。
コンバージョン率の計算方法は以下の通りです。
(成約数 ÷ 総ユーザー数) × 100 = コンバージョン率
例えば、オウンドメディアの月間UU数が3,000名で、そのうち50名が商品を購入したとします。
この場合の計算式は以下の通りです。
(50 ÷ 3,000)× 100 = 1.67%
コンバージョン率は1.67%であることが分かります。
次に目標のコンバージョン率を設定し、どれくらいのユーザーが不足しているか算出しましょう。
計算方法は以下の通りです。
(目標のコンバージョン率 ÷ 現在のコンバージョン率) × 現在のユーザー数 = 必要なユーザー数
例えば、目標のコンバージョン率が2%の場合、以下のように計算できます。
(2 ÷ 1.67)× 3,000 = 3,593
仮に現在の月間UU数が3,000名だった場合「3,593 – 3,000」で593人ほど不足していると判断できるでしょう。
次にGA4で、1UUあたりの平均PV数をチェックします。
GA4でレポート→エンゲージメント→イベント→page_viewの順でPV数を表示してください。
「PV数 = イベント数」で「UU数 = 総ユーザー数」です。
1UUあたりの平均PV数は、以下の式で計算できます。
「PV数 ÷ UU数 = 1UUあたりの平均PV数」
<例>月間UU数が3,000人で、月間PV数が1万だった場合
10,000 ÷ 3,000 = 3.33
これで平均PV数が3.33であることが分かりました。
目標のコンバージョン率が2%の場合、不足しているUU数は593人でしたね。
最後に「平均PV数 × 目標達成に不足している人数」を計算すれば、KPIに設定すべきPVが計算できます。
今回の例の場合、計算式は以下の通りです。
3.33 × 593人 = 1,975PV
現在の状況からコンバージョン率を2%にアップさせるには、約2,000PV不足していることが分かりました。
「総PV数 ÷ コンテンツの総数」でコンテンツあたりの平均PV数を計算すれば「あと何記事作るべきか?」の目安も分かるでしょう。
<例>月間1万PVで50記事の場合 |
---|
10,000 ÷ 50 = 200 |
1つのコンテンツあたり約200PVの計算になります。
これにより「2,000PVアップさせるには、新規でコンテンツを10本追加する必要がある」と分かりました。
PV数をKPIに設定することで、必要なコンテンツの本数も計算可能です。
競合サイトの平均値を参考にする
ツールを使って競合サイトの平均値を計算して、KPIに設定することもできます。
- 複数の競合サイトの平均PV数を把握
- 各競合サイトのPV数から平均値を計算
- 自社オウンドメディアのKPIにPV数を設定
SimilarWebなどのツールを使って、複数の競合サイトのPV数を把握した後、各競合サイトのPV数から平均値を計算しましょう。
計算式は以下の通りです。
平均PV数 = 総PV数 ÷ 競合他社の総数
例を見てみましょう。
- A社:30,000PV
- B社:28,000PV
- C社:34,000PV
- D社:35,000PV
- E社:32,000PV
上記5社の平均値を求めるには、まず総PV数を計算します。
総PV数 = 30,000 + 28,000 + 34,000 + 35,000 + 32,000 = 159,000PV
合計159,000PVであることが分かりました。
この数字を5社で割れば平均値が計算できます。
159,000 ÷ 5 = 31,800
平均値は31,800PVです。
このデータを参考に、自社オウンドメディアのPV数と照らし合わせてKPIを設定します。
前述した計算式を使いながら具体的な数字に落とし込んでいきましょう。
オウンドメディアのPV数を高めるために効果的な施策【フラップネクスト独自の戦略】
ここではPV数を高めるために効果的な施策を、フラップネクストの事例をもとに紹介します。
コンバージョンしやすいキーワードを抽出する
自社に最適なキーワードを選定することで、PV数の増加とコンバージョン率の向上が見込めます。
例えば、オウンドメディアの運営目的が「商品の販売促進」の場合、検索ボリュームが多いキーワードで1位を獲得しても、目的達成に貢献するとは限りません。
キーワードによる検索ニーズの違い | ||
---|---|---|
キーワード | 月間検索ボリューム | 特徴 |
プログラミング | 1万以上 | プログラミング全般を漠然と気になっている |
アプリ エンジニア 初心者 | 100 | 初心者からアプリのエンジニアになる方法が知りたい |
このように検索ボリュームが多いキーワードは、潜在層が多い傾向にあります。
複数の単語が組み合わさったキーワードは、検索ボリュームは少ないものの顕在層が多いです。
検索ボリュームの少ないキーワードは競合性が低いものが多く、検索上位を獲得しやすいメリットもあります。
「シャンプー」よりも「シャンプー 癖毛 改善」などのキーワードで上位を狙うことで、コンバージョン率を高められる可能性があるのです。
競合性の高いキーワードは、検索上位獲得も難しくなります。
- 自社の目的達成に貢献するキーワードを洗い出す
- 検索ボリュームや競合性を分析する
- 各キーワードに優先順位をつけてコンテンツを作成する
このような流れでコンテンツを作成すると、PV数だけでなくコンバージョン率も上げやすくなるでしょう。
専門性の高いコンテンツを作成する
質の高いコンテンツが乱立する現在のSEO市場では、より専門性の高いコンテンツが求められています。
検索ニーズを満たしつつ、専門性を担保するには制作フローの構築が欠かせません。
弊社フラップネクストでは、以下の担当者をつけて制作フローを構築しています。
アドバイザー:専門家
アドバイザーは、オウンドメディア全体を監修する役割を果たします。
専門家が担当するのが理想です。
各分野に精通したアドバイザーがいれば、ディレクターの質問に的確に回答できる人間を紹介したり、細かい言葉の表現なども指摘できるでしょう。
ニッチな分野であるほど、アドバイザーの存在が重要です。
専門家だからこそ自然に出てくる切り口や、競合との差別化ポイントを見出すことができます。
業界に詳しい専門家にアドバイザーになってもらい、オウンドメディア全体を監修してもらいましょう。
ディレクター:コンテンツの監修者
ディレクターは、コンテンツの監修を担当します。
以下のタイミングで監修を行うのが基本です。
- コンテンツの構成が完了した時点
- 本文の作成が完了した時点
ライターがコンテンツの構成を完了したら、一度目を通し、不足している要素や余分な要素を修正します。
構成が完了したらアドバイザーにチェックしてもらい、本文作成に入る流れです。
構成をもとにライターが本文作成を完了したら、内容を確認します。
ディレクターが入ることで、コンテンツの質をより高めることが可能です。
また、ディレクター自身が業界に詳しくなっておくことも大切になります。
アドバイザーから参考サイトや書籍をおすすめしてもらい、基礎的なスキルを身につけておくとよいでしょう。
ライター:コンテンツを作成する人
ライターは、コンテンツの作成を担当します。
「専門家がコンテンツを作ればいいのでは?」と思うかもしれませんが、業界に詳しい人間が、必ずしも分かりやすい文章を作れる訳ではありません。
- ターゲットに対して最適な言葉を選べる
- SEOライティングスキルがある
- ディレクターやアドバイザーの気持ちを汲み取れる
上記のようなライターがいると、分かりやすく専門性の高いコンテンツが作成できるでしょう。
自社にライティングスキルを持った人材がいない場合は、外部に委託して質を担保するのがおすすめです。
リライトを実行する
コンテンツは適宜リライトすることで、検索上位に表示されやすくなります。
「PV数を高めたい」や「PV数を落としたくない」と考えるなら、リライトが効果的です。
以下の流れでリライトを実行しましょう。
リライトするコンテンツを選定する
リライトするべきコンテンツの選定基準は以下の通りです。
- 公開から6ヶ月以上たっている
- 検索順位が4位〜20位ほど
- 狙ったキーワード以外でアクセスを集めている
公開から6ヶ月ほどたったコンテンツは、検索順位が安定しています。
6ヶ月未満のコンテンツは、後に検索順位が上がる可能性もあるため様子見しましょう。
検索順位が4位〜20位のコンテンツに絞るのは、リライトによって検索上位を獲得できる可能性が高いからです。
例えば、検索順位が100位のコンテンツをリライトして50位になったからといって、PV数が増えるわけではありません。
また、3位のコンテンツをリライトした場合、内容によってはランクダウンしてしまう可能性があるのです。
4位〜20位のコンテンツに絞ることで、費用対効果の高いリライトができます。
コンテンツによっては、狙ったキーワードで検索上位を獲得していないものの、PV数を稼いでいるものもあるでしょう。
この場合、Googleサーチコンソールなどで、そのコンテンツが上位に表示されているキーワードを抽出し、リライトするのがおすすめです。
3つの条件に当てはまるコンテンツをリストアップして、スプレッドシートにまとめておきましょう。
リライト内容を企画する
各コンテンツをどのようにリライトするのかを企画します。
- 最新情報に更新するべき項目はないか
- 見出し構成は適切か
- タイトルは魅力的か
- 不要な要素がないか
- 不足している要素がないか
上記のようなポイントをチェックして、リライトの内容を決定しましょう。
内容が決まったら、GoogleドキュメントやWordに企画内容を記載しておいてください。
ちなみに狙ったキーワード以外のキーワードでPV数を稼いでいるコンテンツは、対象キーワードを変更します。
現在アクセスを集めているキーワードを対象キーワードとして、検索ニーズを満たすコンテンツにリライトするのが基本です。
変更点を明確にしてライターに伝わりやすい状態を作っておきましょう。
リライトの実行
ライターへ企画内容を渡して、リライトを実行します。
執筆が完了したら、内容が反映されているかチェックしてください。
問題がなければコンテンツを再公開し、検索順位が変動するか定点観測しましょう。
内部リンクを最適化する
内部リンクを最適化できると、オウンドメディアのPV数が上がります。
「内部リンクの最適化」とは、関連性の高いコンテンツ同士をつなぐ作業です。
例えば「プログラミングスクールおすすめ10選」というコンテンツがあったとします。
サイト内に各プログラミングスクールの個別記事がある場合、内部リンクすることで、ユーザーの回遊率を上げられるでしょう。
注意点としては、関連性の低いコンテンツを無理やり内部リンクさせないことです。
「PV数を増やしたい」と無闇に内部リンクを増やすと、検索エンジンから悪い評価を受ける原因になります。
- 関連性が高い
- ユーザーの快適性を損ねない
- 適した場所にリンクを貼る
上記のポイントを意識して、内部リンクを最適化していきましょう。
被リンク対策を行う
「被リンク」とは、外部サイトに自社サイトのリンクが貼られることです。
「こちらのサイトを参考にしました」や「参照元」として、リンクを貼られることを「被リンク獲得」といいます。
被リンクを獲得すると、オウンドメディアのドメインパワーが高まります。
ドメインパワーが上がると、コンテンツの検索順位も上がりやすくなるため、結果としてPV数向上にもつながるでしょう。
再現性が高い被リンク獲得方法は以下の通りです。
プレスリリースへの掲載
PR TIMESなどのプレスリリースを活用して、被リンクを獲得する方法です。
イベントやキャンペーン情報といった、活用価値の高い資料などを掲載するのが基本になります。
信頼性の高いプレスリリースを使うのがポイントです。
公的機関や協会への加盟
自社と関連性が高い協会へ加盟して、被リンクを獲得します。
公的機関や名の知れた協会の公式サイトは、権威性や信頼性が高いです。
オウンドメディアの信頼性アップにもつながります。
メディアへの寄稿や監修
他社メディアへ寄稿したり、監修したりすることで被リンクを獲得する方法です。
他社メディア用にコンテンツを作成したり「この記事の監修者」として、プロフィールのリンクにオウンドメディアのURLを貼るなどの方法があります。
どの方法でも「信頼度の高いサイトから被リンクをもらう」点は共通事項です。
信頼度の低いサイトから被リンクを受けると、自社オウンドメディアの評価が低くなる可能性もあるので注意してください。
また、短期間で大量に被リンクを受けるのもよくありません。
被リンクの獲得戦略を立てる際は、外部サイトの質を分析するようにしましょう。
オウンドメディアのPV数を確認するときの注意点
オウンドメディアのPV数をチェックする際の注意点をまとめました。
PV数を高めることだけに注力しない
PV数を伸ばすことだけに注力するのはよくありません。
なぜなら、PV数にフォーカスするあまり、肝心のコンバージョンを無視してしまうケースがあるからです。
前述した通り、検索ボリュームが多いものの、自社と関連性が低くコンバージョンに貢献しないキーワードもあります。
ターゲットが増えなければ、コンバージョンにはつながりません。
自社に最適なキーワード選定を行って、PV数だけでなくオウンドメディアの目的を達成できるようにしましょう。
PV数だけでなくセッション数やUU(アクセス)数も含めて分析する
オウンドメディアのアクセス解析を行う際は、PV数だけでなくUU数も一緒に分析しましょう。
- 何人のユーザーが訪問したのか
- 1人あたりの平均PV数はどれくらいか
複数の視点からオウンドメディアを分析すると、正しく状況を把握できるでしょう。
改善ポイントを明確化したいときも、多角的な視点から冷静に分析することが重要です。
広告に依存してPV数を集めない
PV数を増やすために、広告を活用するのはよくありません。
広告はコストをかけ続けなければならないからです。
また、広告の設定が甘い場合、ターゲットではない人に表示されて、余計なコストがかかってしまいます。
広告は、商品の販売促進や認知度アップに使いましょう。
PV数を増やしたい方は、SEO対策を同時に進めて行くことをおすすめします。
長期的な視点で目標を立てる
PV数を増やすには、長期的に取り組む必要があります。
なぜならSEOで検索上位を獲得するには、時間がかかるからです。
- 複数のコンテンツを作成する
- 検索順位をチェックしつつリライトする
- 被リンクを獲得しつつドメインパワーが上がる
このような作業を行うには、最低でも6ヶ月〜1年ほどの期間を要するでしょう。
短期的な結果を求めてオウンドメディアを運営すると、現実とのギャップに挫折してしまう可能性が高いです。
あらかじめ長期的な目標と戦略を立てて、施策を実行するようにしてください。
オウンドメディアのPV数に関するよくある質問
オウンドメディアのPV数に関するよくある疑問を解消しておきましょう。
1セッションあたりのPV数の平均を調べる方法は?
1セッションあたりのPV数の平均は、Googleアナリティクスから確認できます。
トップページから「オーディエンス」→「概要」の順に進むと表示される「ページ/セッション」が該当箇所です。
1セッションごとのPV数の平均が分れば、目標達成のための戦略を立てる際も役立ちます。
ちなみにGoogleアナリティクス(UA)は2023年7月でサービスを終了します。
以降はGoogleアナリティクス4のみが利用可能となるので、事前にデータの移行を行っておきましょう。
まとめ
オウンドメディアのPV数は、コンテンツの人気度やKPIの指標など、様々な用途に活用できます。
PV数、UU数、セッション数をもとにアクセス解析を行えば、オウンドメディアの問題点や、改善点を明確にできるでしょう。
ただし、PVはあくまでも指標の1つに過ぎないことを忘れないでください。
オウンドメディアの目的であるコンバージョン率を高めるには、自社に合った戦略を立てることが大切です。
「費用対効果の高いキーワードを選定したい」
「コンバージョン率を最大化する施策を実行したい」
その場合は、弊社フラップネクストのオウンドメディア支援をご検討ください。
貴社の課題と予算に応じた最適なプランをご提案させていただきます。
フラップネクストでは、SEO対策をメインに貴社の事業課題を解決します!
「事業目標達成のために必要な施策を教えてほしい」
「自社サイトへのアクセス数をどのように増やせばよいかわからない」
「狙ったキーワードで上位表示ができない」
そんな課題に対して、専門のコンサルタントが事業目標から逆算して最短で成果に繋がる施策を提案します!
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