オウンドメディアの運用方法と成功するためのポイント4つを解説
「オウンドメディアの始め方や運用方法を知りたい」
「オウンドメディアを運用して自社の利益につなげる方法を知りたい」
企業の担当者や経営者の中にはオウンドメディアの運用を始める際、上記のような悩みを抱えている方が数多くいます。
オウンドメディアには自社の認知度を高め新規顧客の獲得を望めるなどのメリットがあります。しかし、成功させるには最初に全体的な戦略設計を行う必要があり、その後の運用でも多くの作業が発生します。知見がない状態で運用することは難しいでしょう。
そのため、この記事では、オウンドメディアを運用するまでの手順や運用に成功するためのポイントについて解説します。
オウンドメディアの運用を検討している方はぜひ参考にしてください。
オウンドメディアとは?|運用前に必要な基礎知識
オウンドメディアを運用する際は、以下の2つの基礎知識を理解しておく必要があります。
これからオウンドメディアを作成し、運用することを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
オウンドメディアとコーポレートサイトの違い
オウンドメディアを運用する際は、コーポレートサイトとの違いを把握しておく必要があります。似ているようですが、それぞれ特徴が異なるためです。
では、それぞれの違いを解説しましょう。
まずオウンドメディアとは、企業が自社で保有し運営しているメディアの総称のことです。
例えば、自社の情報などを発信するWebサイトやブログなどがオウンドメディアに該当します。
企業が主体で情報を発信できるため、自社にマッチした顧客を集められるという特徴があります。
一方で、コーポレートサイトは、自社の情報を公開するためのホームページで企業の名刺代わりに使用されているサイトのことです。
経営理念や組織体制など基本的な会社情報を掲載しています。そのため、新規ユーザーを獲得するのには向いていません。
したがって、集客を目的としているのなら、オウンドメディアを活用しましょう。
ちなみにBtoB企業でもBtoC企業でもオウンドメディアは集客に活用できます。
オウンドメディアが注目される理由
オウンドメディアが注目されている理由は、以下の2つです。
- SEO対策を行うことで上位表示される
- ネット広告の規制
上記2つの理由について、詳しく解説していきましょう。
まずオウンドメディアが注目を集めている理由の1つは、「SEO対策を行うことで上位表示される」点です。
SEO対策すれば、オウンドメディアのコンテンツがGoogle検索の検索結果に上位表示されるようになります。そのため、新規ユーザーの流入や集客サイトのアクセス・問い合わせなどの増加が期待できます。
特にユーザーにとって有益な情報を提供し続けることで、オウンドメディアに新規訪問したユーザーを自社のファンに育成することも可能です。新規ユーザー獲得を目指して運用するといいでしょう。
2つ目の理由は「ネット広告が規制される仕組みが取り入れられるようになった」ことです。
プライバシーを侵害しているという考えから、ユーザーの特性に基づいて広告を表示する『トラッキング広告』を規制する仕組みがApple製品で導入されています。
広告の配信精度を上げることが難しくなったことからネット広告の効果が低下しているのです。そのため、新たな顧客とのチャネルとしてオウンドメディアが注目を集めています。
オウンドメディアを運用する5つの目的
オウンドメディアを運用する目的にはさまざまなものがあります。
具体的には、以下の5つです。
上記の5つの目的について、詳しく解説していきます。
新規顧客の獲得
オウンドメディアの役割として挙げられるのが、新規顧客の獲得です。
継続的に情報発信が行えるオウンドメディアは多様なユーザーと関わることができ新規顧客の獲得に向いているため、集客の向上を期待できます。
特に、オウンドメディアのコンテンツがGoogle検索の検索結果で上位表示を獲得することで、特定のキーワードで検索したユーザーがサイトにアクセスする機会が増えます。
コストをかけなくても安定した集客を見込むことが可能です。
ただし、一度上位表示を獲得したオウンドメディアも時間経過とともに検索順位が落ちる場合がほとんどです。
そのため、期間を決めてコンテンツの内容を更新したり、メンテナンスすることも重要です。
認知度の向上
オウンドメディアを運営する目的の1つは、自社のサービスや商品の認知度を向上させることです。
継続した配信を行うことで、自社の商品やブランディングをユーザーに伝えることができます。特に、創業初期は認知度が低いため、オウンドメディアを活用して潜在顧客にとって有益な情報を発信する手法が効果的です。
広告のように文字数の制限がなく、自社のメッセージを顧客に対して正確に届けることができるオウンドメディアで、企業のブランディングの確立を目指してみてください。
ファンの育成
オウンドメディアならコーポレートサイトでは伝えきれない自社の想いやユーザーの悩みを解消する発信が可能です。
ユーザーの検索意図を満たす配信を行うことで、サービスや商品の良さを伝えるだけでなく企業への信頼感を高めることができます。
ユーザーが貴社のファンになることで、ユーザーの購買意欲が高まり購入や申し込みにつなげられます。
ただし、ユーザーの検索ニーズを満たしたコンテンツを作成していないと、ユーザーの継続的なオウンドメディアへの訪問は見込めません。
それどころか、内容がユーザーの満足いくものではない場合は、企業への信頼感を損ねてしまう可能性もあります。
このため、ファンを育成するためには、質の高いコンテンツを提供するようにしてください。
なお、ユーザーにとって見やすいオウンドメディアにするためには、記事のカテゴリーを分けたり、関連記事の内部リンクを貼ったりするなどの内部対策を行うことが重要です。
社員の採用
オウンドメディアは採用にも有効です。
採用に関わるテーマに特化したコンテンツを配信することができるため、求職者に自社のビジョンや理念などをしっかりと伝えられます。
自社が採用したい人材に対してエントリーを促すことができます。
しかも、それだけではありません。
自社の強みやビジョンを伝えるコンテンツは新入社員の教育に利用することも可能です。
求める人材の採用や社員育成にオウンドメディアを活かしてみてください。
収益の向上
オウンドメディアはコンテンツの制作や運用にコストがかかりますが、Google検索などの検索エンジンでコンテンツが上位表示されると継続的に集客することが可能です。
このため、運用当初はコストがかかりますが、中長期視点で考えると広告費の削減ができ、無駄な経費をかけずに収益の向上につなげることができます。
一方で、リスティング広告などの有料広告は、初期費用をかけず、すぐに利用を開始することができます。しかし継続して集客につなげるためには広告費を支払い続けなければなりません。
したがって、効率的に集客をしたい方にはオウンドメディアの運用がおすすめです。
オウンドメディアを運用することで得られる詳しいメリットを解説した記事もあわせてご確認ください。
オウンドメディアを運用するときの始め方は9ステップ
オウンドメディアの運用を始めるときには、以下の9つのステップを踏みます。
上記の9つのステップについて、詳しく解説します。
オウンドメディアを制作して運用する手順①目的を明確にする
オウンドメディアを制作する前に、オウンドメディアを運用する目的を明確にしましょう。
前述したように、オウンドメディアを運用する目的は多数あるため、目的が明確になっていないとコンテンツの方向性が決められず目的が達成できない可能性が高いためです。
例えば、採用を目的としているのに採用のコンテンツを配信できていない場合、自社が求める人材を確保できないという事態も考えられます。
また、運用目的を明確にすることで、チームのモチベーション保持につながることも忘れてはいけません。
例えば、セミナー集客を目的に運用する場合、目標値を設定することでチームメンバーが業務計画を立てやすくなるうえに、達成感を感じることができます。
したがって、オウンドメディアを運用する際は目的を明確化するようにしましょう。
なお、目標を明確化する際は、定量的な目標数値を設定することが重要です。
定量的な目標数値を設定することで、進捗や運用に問題があるのかを把握できるため、必ず細かい目標値を決めておくようにしてください。
オウンドメディアを制作して運用する手順②ターゲットを決める
目的が明確になったら、次に行うのはターゲット設定です。
なお、ターゲットを決める際に重要になるのが「ペルソナ」と「カスタマージャーニー」になります。
ペルソナとカスタマージャーニーをしっかりと作成することで、顧客に対してどのようなアプローチをするべきなのかを考えたり、施策の目的を整理したりすることが可能です。
では、それぞれ詳細に解説していきましょう。
まず、「ペルソナ」とはターゲットとして設定する顧客層を具体化したものです。
例えば、「年代・性別・職業・ライフスタイル」などを細かく決めて、具体的なアプローチをかける人物像を作成します。
上記のようにペルソナを決めることで、顧客が商品を購入したりサービスを契約したりするまでの道筋を表す「カスタマージャーニー」を作成することも可能です。
カスタマージャーニーでは、次のように道筋とフェーズごとのニーズや行動、取れる施策をまとめます。
ちなみに、カスタマージャーニーの作成手順は次のとおりです。
- ペルソナを設定する
- 購入や問い合わせに至るまでをフェーズごとに分ける
- フェーズごとのユーザーが抱えているニーズを洗い出す
- ペルソナの行動と接点を洗い出す
- 提供する情報を明確にする
オウンドメディアを運営する際の、目的達成に向けたカスタマージャーニーの作成方法は、フラップネクスト代表山崎が次の動画で解説しています。
具体的なやり方を理解することができるため、ぜひご確認ください。
オウンドメディアを制作して運用する手順③集客方法を決める
ターゲットの目的を明確にしたら、オウンドメディアに集客する方法を決めます。
オウンドメディアにユーザーを集客するためには、大きく分けて以下5つから流入させる方法があります。
- Googleなどの検索エンジン
- InstagramやTwitterなどのSNS
- YouTube
- リスティング広告やディスプレイ広告などの有料広告
- LINE公式アカウント
特に、SNSは選ぶ媒体によって流入を期待できる年齢や性別などが異なります。
そのため、SNSを活用する際は先に明確にしたターゲットに合わせた選定が大切です。
また、複数の集客方法を組み合わせる場合には、どの集客方法にコストをどのぐらいかけるべきなのかを検討するようにしましょう。
オウンドメディアを制作して運用する手順④運営体制を構築する
運用の目的やターゲット、集客方法が決まったら、オウンドメディアの運用体制を構築していきましょう。
オウンドメディアを運用するためには、以下のような人材が必要になります。
- マーケティング戦略を立案するマーケター
- サイトを構築するエンジニア
- コンテンツを作成するライター・編集者
上記の人材を自社で揃えられる場合には、オウンドメディアの運用をすぐにスタートすることが可能です。
自社で対応できない場合は、SEOコンサルティング会社などに外注する方法があります。
外注するとコストはかかりますが、自社のリソースを削減して品質の高いオウンドメディアの作成が可能です。
なお、外注する際は足りない人材を把握したうえで、すべてを委託するのか、または一部の役割を委託するのかを決めるようにしてください。
フラップネクストは、オウンドメディアを制作する際の戦略設計から構築、その後の記事作成から運用まで一気通貫してお引き受けしております。
「どのような戦略を立ててオウンドメディアを制作すれば良いのかわからない」
「リソースが足りないため、一部の業務を知見のあるプロに任せたい」
上記のような悩みを持つ方はぜひフラップネクストにご相談ください。
貴社の利益を最大化させるための戦略設計から施策の立案、記事作成業務などすべてお引き受けいたします。
オウンドメディアを制作して運用する手順⑤サイトの構築準備をする
運営体制まで決まったら、サイトの構築準備を行います。
特に、サイトを作る前に以下の2つを決めておく必要があります。
- ドメイン名
- サーバー
まず、決めておかないといけないのが「ドメイン名」です。
ドメインはメディアのURLのことで、「https://www.〇〇.com」の〇〇の部分になります。
ちなみに、この〇〇の名前を決める際は、「サービスや商品、コンテンツに関連する短くてわかりやすい名前」にすることがポイントです。
名前は短いほうが覚えやすく入力も楽なうえに、関連性の単語を使用していると検索で見つけてもらいやすくなるため、短い関連ワードで作成してみてください。
次に、オウンドメディアのデータを保管するサーバーを用意することも必要です。
サーバーには主に以下の3つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
自社専用のサーバー | ・安全性が高い
・サイトの負荷に応じてカスタマイズできる |
・サーバーの購入費用がかかる
・メンテナンスの担当者が必要になる ・サーバーを置くスペースが必要になる |
クラウド型のサーバー | ・サーバーの購入費用が必要ない
・サイトの負荷に応じてカスタマイズできる ・メンテナンスを自社で行う必要がない |
・自社サーバーよりもカスタマイズできる範囲が狭い
・毎月利用料金がかかる |
共有サーバー | ・サーバーの購入費用が必要ない
・メンテナンスを自社で行う必要がない ・費用が安い |
・1つのサーバーを複数の会社でシェアしている
・サイトの負荷が大きくなってきても、カスタマイズができる範囲が狭い |
それぞれのサーバーには特徴に違いがあるため、メリット・デメリットをよく理解したうえで自社に合ったものを選びましょう。
オウンドメディアを制作して運用する手順⑥サイトを構築する
ドメインやサーバーが決まったらサイトを構築していきます。
オウンドメディアを作成する際は、Webサイトの構築が簡単にできるソフトウェアのCMS(Contents Management System)を使用するのが一般的です。
CMSの導入形態には、以下の3つの種類があります。
- 無料で使用できる「オープンソース」
- ライセンスを購入し使用する「パッケージ」
- CMSをインストールする必要のない「クラウド」
2つ目のパッケージはコストがかかりますが、オープンソースよりも短期間でサイトを構築できます。
3つ目のクラウドは、サーバーの用意は必要ありませんが、毎月利用料が必要です。
ちなみに、オウンドメディアを作成する際は、使い勝手の良さからオープンソースの「WordPress」がよく活用されています。
出典:https://ja.wordpress.org/
仮にどのCMSにするか迷ったらオープンソースの「WordPress」を検討してみてください。
オウンドメディアを制作して運用する手順⑦キーワード選定する
サイトを構築したらコンテンツを作成するために、キーワードを選定することが必要です。
キーワードの選定方法には、主に以下の方法があります。
- リスティング広告などのデータからキーワード候補を選定する
- Google広告のキーワードプランナーを利用してキーワードを推測する
- ラッコキーワードなどのツールを利用してサジェストキーワードを推測する
- カスタマージャーニーをもとにキーワードを選定する
上記の方法の中でもカスタマージャーニーをもとにキーワードを選定する方法がおすすめです。
作成したカスタマージャーニーをもとにどのような課題を持っているのかを確認し、その課題を解決するために使用するキーワードを見つけると効果的でしょう。
ただし、他の方法を実施しなくて良いというわけではありません。
オウンドメディアを運用するために効果的なキーワードを選定するためには、複数の方法を組み合わせるのが必要です。
複数の方法を組み合わせることで、より精度の高いキーワード選定ができるようになります。
カスタマージャーニーをもとにキーワードを選定する方法については、以下の動画でフラップネクスト代表の山崎が解説しています。
オウンドメディアを制作して運用する手順⑧記事構成を作り執筆する
キーワードを選定したらいよいよ記事の執筆です。
突然本文を書きはじめても質の高い記事を書くことは難しいため、まずは情報を調査したうえで構成を構築します。
例えば、この記事の構成は以下のとおりです。
オウンドメディアとは?|運用前に必要な基礎知識 オウンドメディアとコーポレートサイトの違い オウンドメディアが注目される理由オウンドメディアを運用する5つの目的 新規顧客の獲得 認知度の向上 ファンの育成 社員の採用 収益の向上オウンドメディア運用の始め方は9ステップ オウンドメディアを制作して運用する手順①目的を明確にする オウンドメディアを制作して運用する手順②ターゲットを決める オウンドメディアを制作して運用する手順③集客方法を決める オウンドメディアを制作して運用する手順④運営体制を構築する オウンドメディアを制作して運用する手順⑤サイトの構築準備をする オウンドメディアを制作して運用する手順⑥サイトを構築する オウンドメディアを制作して運用する手順⑦キーワード選定する オウンドメディアを制作して運用する手順⑧記事構成を作り執筆する オウンドメディアを制作して運用する手順⑨分析するオウンドメディア運用を成功させる4つのポイント 質の高いコンテンツを作る 運用チームを立ち上げる 顧客の導線を設計する SEO対策を行うオウンドのメディア運用の成功事例|フラップネクスト式月問合せ100件達成事例オウンドのメディア運用に関するよくある質問 オウンドメディアの運用代行を依頼できる会社は? オウンドメディアを運用するメリットは? オウンドメディアは意味ない?まとめ |
このように記事構成を作成しておくことで、担当者が検索意図を満たした記事を作成できるのか確認することができます。
また、事前に記事内容のすり合わせが行えるため、本文作成後の大幅な変更を行う必要がありません。担当者の負担を減らすことも可能です。
上記の流れで構成が完成したら記事を作成していきます。
質の高い記事を作成するためには、以下のポイントを意識しておくことが重要です。
- 「5W1H」を意識して執筆する
- 事実に基づいた正確な情報を記載する
- イラストなどを使用してレイアウトを工夫する
上記を意識した本文の作成・校正を行って、問題なければ記事を公開します。
なお、校正する際はより良い記事にするために、ライターだけでなく編集者によるチェックも行うと良いでしょう。
オウンドメディアを制作して運用する手順⑨分析する
オウンドメディアを制作し記事を作成しただけでは、当初設定した目的を達成できない可能性が高いです。
そのため、目標を達成するために分析を行い、どこに問題点があるのかをチェックする必要があります。
問題点を把握しておくことで改善点がわかり、PDCAを回すことができるため、目標の達成につなげることが可能です。
ちなみに、PDCAを回す際は、以下のツールを使用しましょう。
- Google Search Console
- Google Analytics
上記のツールを使用することで、アクセス状況や流入経路などを分析することができます。
オウンドメディアを運用する際は、ぜひこれらのツールの利用を検討してみてください。
また、オウンドメディアの構築前からその後の運用方法までの作り方をより詳しく解説した記事もあわせてご確認ください。
オウンドメディアの運用を成功させるポイントは4つ
オウンドメディア運用を成功させるためには、以下の4つのポイントを理解しておく必要があります。
上記の4つのポイントについて、詳しく解説していきます。
質の高いコンテンツを作る
オウンドメディアの運用を成功させるためには、質の高いコンテンツを作成することが重要になります。
ユーザーは何かしらの課題や悩みを解決するために検索をしてサイトにアクセスしています。
そのため、検索意図を満たした記事でないとユーザーが不満を感じ離脱してしまうのです。
短時間で離脱されると、Googleからの評価も下がり、検索順位の下落につながります。
このような事態を防ぐためにも、アクセスしたユーザーの検索意図を満たす質の高いコンテンツを作成するようにしてください。
運用チームを立ち上げる
オウンドメディアはすぐに結果がでるものではありません。
成果が出るまでに半年から1年以上かかることもあるため、中長期で継続して運用できる体制を整える必要があります。
仮に、運用チームの体制を整えずに開始した場合、オウンドメディアの運用が続かずに頓挫してしまうケースも多いです。
そのため、事前にマーケターやライター、エンジニアなどで構成された運用チームを立ち上げるようにしてください。
事前に継続できる体制を整えておくことで、長期的に継続して運用し続けることができます。
顧客の導線を設計する
オウンドメディア運用を成功させるためには、顧客の導線を設計しておく必要があります。
具体的には、ユーザーに役立つ関連情報へのリンクやコンバージョンへの誘導といった、Webサイト内の導線の設計です。
このような導線設計ができていないと、せっかくアクセスしてきた顧客が離脱してしまい、機会損失が発生してしまうといった事態に陥る可能性があります。
機会損失を発生させないためにも、導線設計を怠らないようにしましょう。
SEO対策を行う
Googleなどの検索エンジンによる流入を狙うには、適切な検索ワード選定やコンテンツ内容の信頼性・充実度などを考えて、しっかりとしたSEO対策を行うことが必要です。
適切なSEO対策を行うことで、コンテンツが上位表示されやすくなります。
上位表示されて設定した目的を達成するためにも、SEO対策を徹底するようにしてください。
ちなみに、SEO対策の種類は以下の4つです。
SEO対策の種類 | 内容 |
---|---|
内部対策 | サイトの中のSEOを最適化し、ユーザーの利便性を向上する対策 |
外部対策 | 関連した他サイトに自社サイトのリンクを貼ってもらうなどの外部に対して行う対策 |
コンテンツ制作 | 記事制作 |
ページエクスペリエンス最適化 | ユーザーが実際にサイトを利用する画面を最適化すること |
上記のSEO対策の特徴を理解したうえで、適切なSEO対策を行うようにしましょう。
オウンドメディアの運用を成功させるためには、かかる費用も確認しておきましょう。
オウンドメディアの運用における成功事例|フラップネクスト式月問合せ100件達成事例
フラップネクストが支援させていただいた成功事例を紹介させていただきます。
この事例では、「フリーランスのエンジニアを企業に派遣するサービス」が運用するオウンドメディアで月の問合せ件数100件を達成しました。
事例の成功要因は「問い合わせにつながりやすいキーワードを洗い出し、コンテンツを作成した」ことです。
具体的な手順は、以下になります。
- プログラマーなどターゲットが検索するキーワードを洗い出す
- 洗い出したキーワードの中から競合の少ない「アプリエンジニア 初心者」などのミドルキーワードを洗い出す
- 「アプリエンジニア 初心者 求人」より問い合わせにつながりやすいキーワードを絞り込む
上記の手順でキーワードを選定しコンテンツを作成したことで、「PV数20万越え、問い合わせ月100件」を達成しました。
以下の動画でも本事例のポイントについてフラップネクスト代表の山崎が解説しています。
オウンドメディアの運用に関するよくある質問
オウンドメディアの運用に関するよくある質問は以下のとおりです。
上記の疑問について回答していくので、参考にしてみてください。
オウンドメディアの運用代行を依頼できる会社は?
オウンドメディアの運用代行を依頼できる会社は、以下のとおりです。
会社の種類 | 概要 |
---|---|
SEOコンサルティング会社 | オウンドメディアの戦略設計と実行支援を行う会社またはSEO対策を得意としている会社 |
Webコンサルティング会社 | 事業課題を分析し、戦略立てから集客施策の提案、実行までを行う会社 |
Webマーケティング会社 | Webを使った集客施策の提案から実行までを行う会社 |
上記3つの会社はそれぞれ特徴が異なるため、違いを理解して自社にとって最適な会社を選びましょう。
なお、フラップネクストではオウンドメディアの設計からコンテンツ作成まで全て一貫して行えます。
「オウンドメディアの作成方法がわからない」
「自社オウンドメディアはどこをテコ入れすればいいのかわからない」
上記のような悩みを持つ方はぜひフラップネクストにご相談ください。
貴社のサイトの改善策をご提案いたします。
オウンドメディアを運用するメリットは?
オウンドメディアを運用したときのメリットは、次の5つの目的を果たせることです。
- 新規顧客の獲得
- 認知度の向上
- ファンの育成
- 社員の採用
- 利益の向上
上記の目的を達成することで、貴社の利益の向上や優秀な人材の確保に貢献できます。
オウンドメディアは意味ない?
オウンドメディアは目標を明確に定めて運用していれば結果は得られるため、Webマーケティングとして意味のない施策ではありません。
ただし、目的を達成するためにはカスタマージャーニーを作成し、土台となる戦略設計をしっかり行う必要があります。
土台となる戦略設計を的確におこなえば、費用対効果の高い状態でオウンドメディアを運用できます。
戦略設計の方向性が違うと運営していても意味のない結果となってしまうため、メディア構築前の設計は時間をかけて実施しましょう。
なお、利益や目的達成から逆算した戦略設計は、フラップネクストにご相談ください。
ポイント理解してオウンドメディアを運用しよう
オウンドメディアは利益の向上や優秀な人材の確保に貢献できる効果的なマーケティング施策です。
しかし、戦略設計がずれてしまうとオウンドメディアの運用が失敗してしまうこともあります。
そのような事態を防ぐためにも、4つの成功ポイントを押さえて運用しましょう。
- 質の高いコンテンツを作る
- 運用チームを立ち上げる
- 顧客の導線を設計する
- SEO対策を行う
また、オウンドメディアの始め方は以下の通りです。
- 目的を明確にする
- ターゲットを決める
- 集客方法を決める
- 運営体制を構築する
- サイトの構築準備をする
- サイトを構築する
- キーワード選定する
- 記事構成を作り執筆する
- 分析する
この記事で解説している内容を参考にオウンドメディア運用を行い、目的の達成を目指してみてください。
フラップネクストでは、SEO対策をメインに貴社の事業課題を解決します!
「事業目標達成のために必要な施策を教えてほしい」
「自社サイトへのアクセス数をどのように増やせばよいかわからない」
「狙ったキーワードで上位表示ができない」
そんな課題に対して、専門のコンサルタントが事業目標から逆算して最短で成果に繋がる施策を提案します!
貴社の課題を分析した上でオーダーメイドの施策を、WEBに詳しくない方でもわかりやすくお伝えします。
オウンドメディア構築・運営支援サービス【Strategic Media】
株式会社フラップネクストのオウンドメディア構築・運営支援サービス【Strategic Media】では、お客様のメディアにフラップネクストのメディアチームが入り、貴サイトのゴール設定から記事制作、効果検証、リライトまでを一貫してサポートいたします。